F1 ベルギーGP

レッドブル・ホンダ記念すべき50戦目。田辺豊治テクニカルディレクター「本当に感慨深い。最後に笑ってフィナーレを」

ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは、レッドブル・ホンダとしてのF1参戦50戦目に際し、レッドブルと共にタイトルを争うまでに成長できたことは「感慨深い」として、ホンダF1のラストイヤーを笑って締めくくりたいと語った。

Toyoharu Tanabe, F1 Technical Director, Honda, collects the Constructors trophy

 2019年からレッドブル・ホンダとしてF1を戦ってきたレッドブル・レーシングとホンダF1。彼らは2021年のF1ベルギーGPをもって、パートナーシップを組んで50戦目を迎える。

 これに際し、ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクター(TD)がコメントを発表。2019年シーズンの開幕時には、F1復帰後1度も表彰台に上がれていなかったホンダが、今やレッドブルと共にタイトル戦線に加われていることは感慨深いと話した。

「今週末のベルギーGPは、レッドブル・レーシングとホンダにとって記念すべき50戦目のレースになります。振り返ると、約2年半という短い期間の中で、F1復帰後初勝利や初ポールポジション獲得、ダブルポディウムや5連勝など、いくつもの素晴らしい成果を一緒に残してきました」

 田辺TDはそう語った。

「パートナーシップ締結当時にはF1復帰後の表彰台さえ未経験だったホンダが、プロジェクト最終年の今年にレッドブル・レーシングと一緒にチャンピオンシップを争うまでに成長してきた歩みを思うと、本当に感慨深いものがあります。これもすべて、レッドブルとホンダのメンバーが、常にいいコミュニケーションを取りながら重ねてきた努力の結果です」

「チャンピオンシップ獲得という大きな夢を共有しながら、いつの時でも、ホンダを信頼し、非常にオープンかつフェアな姿勢で臨んできてくれたレッドブル・レーシングに、ここで改めて感謝の想いを伝えたいと思います」

「もちろん、ここまでの進歩は、素晴らしい成績を残してきてくれたドライバーたち、そしてレッドブル同様に、我々と一緒に成長を続けてきたスクーデリア・アルファタウリなくしては、成しえなかったとも考えています。ふたつのチームともに、我々にとっては最高のパートナーであり、ここまで一緒に成し遂げてきたことを誇りに感じています」

「残念ながら、ホンダにとっては残すところあと12戦のみになりました。最後に笑ってフィナーレを迎えることができるよう、ここからもレッドブル・レーシング、アルファタウリとともに全力でレースに挑んでいきます」

 また、レッドブルのチームを務めるクリスチャン・ホーナーもコメントを寄せ、ホンダとここまで積み上げてきた実績を誇りに思うと語った。

「我々とホンダとの関係性は、2019年のパートナーシップ開始以来、時を経るごとに強いものになっている。そして、ここまで一緒に戦った49戦で、11勝・ポディウム登壇32回という結果を出していることを、非常に誇らしく思っている」

「スパでのレースは、我々にとっての50戦目となり、ここまで自分たちが成し遂げてきたことを振り返るいい機会になる。今年はチャンピオンシップを争うだけの競争力を見せられているが、改めて、これまでのホンダのメンバー全員の多大なる努力とコミットメントに対し、感謝の想いを伝えたい」

「そして、ここからさらなる成功を、一緒に積み上げていければと思っている」

 

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