角田裕毅、オーストラリアGPはペース上がらず15位「予想以上にパフォーマンスが不足していた」
F1オーストラリアGPの決勝レースで、アルファタウリの角田裕毅は15位。予想していた以上にパフォーマンスが不足していたと、レース後に語った。
写真:: Carl Bingham / Motorsport Images
アルファタウリの角田裕毅は、F1オーストラリアGPの決勝レースで、一時11番手まで浮上したものの、終始ペースが優れず15位でのフィニッシュになった。このペース不足について角田は、解決する必要があるとレース後に語った。
角田は13番グリッドからレースをスタート。1周目のバトルを制して11番手まで上がると、レース序盤はチームメイトのピエール・ガスリーと、アルピーヌのフェルナンド・アロンソを追った。
しかしハードタイヤに変えた後は特にペースが上がらず、ポジションを下げていく一方。15位でのフィニッシュだった。
「今日はペースが全然ありませんでした。レースを通じて苦労したから、こういうことが二度と起こらないようにする方法を考え出す必要があると思います」
角田はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「他のマシンの後方の、DRS圏内に留まることすら難しかったです。全体的にパフォーマンスが不足していて、そんなことは予想もしていませんでした」
今回、オーストラリアGPの舞台であるアルバートパーク・サーキットは大改修を受け、オーバーテイクしやすいようにレイアウトが変更されている。しかし角田にとっては、その効果は分からなかったようだ。
角田はレース後に次のように語った。
「僕には分からないです。オーバーテイクを試みることもありませんでしたからね」
「僕は逆に、後ろのマシンに抜かれるのを避けようとだけしていました。オーバーテイクされそうになったシーンが、いくつかありましたからね」
テクニカルディレクターのジョディ・エジントンも、角田がペースを上げられなかった理由を調べなければならないと語っている。
「ユウキはどちらのコンパウンドでもペースを上げるのに苦労していた。彼は金曜日と土曜日のセッションでは、自分のマシンにかなり満足していたから、その要因を理解する必要がある」
「我々には、次のレースに向けてやるべきことがたくさんある。しかし同時に、そのチャレンジを楽しみにしている」
なお角田のチームメイトであるガスリーは、セーフティカーのタイミングでポジションを失ったものの、なんとか9位でフィニッシュ。貴重なポイントを手にした。
「客観的に見れば厳しい週末だったから、この結果と2ポイントを手にしたことに満足している。まだまだ改善すべきことがあるとは思うけどね」
なおガスリー曰く、今後数戦のうちに新しいパーツが投入される予定であるという。
「今後数戦の間に、いくつかの新しいパーツが投入される予定だ。このポジションを争い続けていくためには、ライバルたちに遅れずについていく必要がある」
「もう少しポジションを上げたいから、今後もプッシュしていくつもりだ」
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