テストレポート

F1 プレシーズンテストinバーレーン

F1プレシーズンテスト2日目前半:ロングラン重視のセッションでサインツJr.が最速。角田は最多85周を周回

バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催されている2023年のプレシーズンテスト。開催2日目の午前セッションでは、フェラーリのカルロス・サインツJr.が最速タイムをマークした。

滑川 寛

公開日時: 2023/02/24 11:59

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Carlos Sainz, Ferrari SF-23

 2023年シーズンの開幕に先立ちバーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれているF1のプレシーズンテスト。2日目前半のセッションでは、フェラーリのカルロス・サインツJr.が最速タイムをマークした。

 現地10時から始まったこのセッション。気温は23度から31度へ、路面温度34度が41度へ上昇する中各車は順調に周回を重ね、セッションが中断することもない非常にクリーンな4時間15分となった。

 セッション序盤では、新品タイヤを投入してタイム計測を行なったケビン・マグヌッセン(ハース)が1分33秒710でトップタイムを記録。散発的な走行が続く中、1時間経過時点でカルロス・サインツJr.(フェラーリ)が1分32秒653でマグヌッセンのタイム更新しタイムシートのトップに上がった。サインツJr.はその後更に1分32秒486までタイムを上げ、これがこのセッションの最速タイムとなった。

 それ以降はロングランに専念するチームが多く見受けられ、中でも角田裕毅(アルファタウリ)は3つのタイヤセットでロングランを実施し計85周を走破した。多くのドライバーが使用したC3タイヤ(開幕戦バーレーンGPでのソフトタイヤ)では、1分37秒台後半〜1分38秒台後半の安定したラップを刻んだ。

 また、レッドブルのセルジオ・ペレスもロングランを実施し、角田に次いで多い計76周を周回。24周使ったC1タイヤでは、ハードめのコンパウンドながらもほとんどのラップで1分37秒台をキープしていた。初日はマックス・フェルスタッペンが午前/午後の両セッションを担当し好調ぶりを見せていたが、やはり昨年のダブルタイトル獲得チームの実力は、今年も健在のようだ。

 セッションが残り時間1時間を切ると、ロングランから予選を想定した走行プログラムを切り替えるドライバーも増え、ウイリアムズのローガン・サージェントが唯一ソフト寄りのC4、C5を投入。その恩恵もあり、サージェントはサインツJr.から0.063秒落ちの1分32秒549をマークし、セッション2番手となった。

 3番手にはテスト初日に2番手タイムを記録してみせたフェルナンド・アロンソ。最速タイムからは0.483秒と大きな差があるものの、好調さが伺える。

 一方で懸念が残るのは角田のアルファタウリ。セッション終盤には新品タイヤを投入してタイム計測を行なったものの、最終的なタイムは1分35秒708で10名中10番手となった。まだテストの段階でロングランに注力していたとは言え、トップから3.222秒の遅れとなると気にならざるを得ない。

 セッション終盤にはイエローフラッグやバーチャル・セーフティカー(VSC)、レッドフラッグなどのシステムチェックが行なわれ、コース上でのスタートコマンドの確認も実施された。シグナルが消えた際にフロントロウに並んでいたサージェントが発進せず、後方グリッドに並んでいたドライバーが混乱するといった事態も起きたものの、接触など大きなアクシデントにはならなかった。

 なお、テスト2日目の午後のセッションは日本時間21時15分から開始される。気温・路面温度共に下がっていく中、しかも来週のバーレーンGPの走行時間に近いというセッションで、本格的な予選想定プログラム、レースシミュレーションなどが実施されるだろう。

 

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