HRCでF1用PU開発を率いる角田哲史エンジニア、2026年導入の持続可能燃料は「将来のモビリティの可能性を広げる重要な要素」
HRC(ホンダ・レーシング)の角田哲史グゼクティブ・チーフエンジニアが、HRCのF1用パワーユニットについて解説。2026年から導入される持続可能燃料について語った。
HRC(ホンダ・レーシング)でF1用パワーユニット開発を率いる角田哲史グゼクティブ・チーフエンジニアが、F1日本GPの際にメディアに対してHRC製パワーユニットについての説明を行なった。
その中で角田エンジニアは、2026年から使用される予定の持続可能燃料への対策について語った。
現在はガソリンを燃料として稼働しているF1エンジン。しかし2026年からのレギュレーション変更により、100%持続可能燃料になることが決まっている。
この持続可能燃料とは、現在の石油由来の燃料の代替品として開発が進められている、新世代燃料のこと。究極的に言えば、空気と水だけを原料に開発することができるものだ。
ではこの持続可能燃料は、エンジンで使う上でガソリンとどのような違いがあるのか? そう尋ねると、角田エンジニアは次のように語った。
「基本的にはレギュレーションで細かく成分などが決まっていますから、それに合わせて燃焼仕様を作り上げるのが我々の仕事です」
そう角田エンジニアは語る。
「今までの燃料と特に違うのは揮発性なんですね。ですのでインジェクター(燃料噴射)や点火については完全に新しい開発が必要になります。サステナブルフューエル(持続可能燃料)を使うにあたって、我々としては非常に難しいところです」
脱化石燃料化が叫ばれている昨今。2026年からF1で使うことになる持続可能燃料が、エネルギー源の将来をつなげることになるはずだと、角田エンジニアは言う。
「全てのクルマを電動化するのは難しいと思います。そう言う意味でも、サステナブルフューエルというのは将来のモビリティの可能性を広げるには重要な要素だと思います」
「当然、ジェットエンジンなどまだまだ電動化ができない部分には必要だと思いますので、そういう部分に対してもホンダとして研究していくことは非常に有益だと考えています」
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