ペレス、ブレーキトラブルに苦しみまさかの予選ノータイム「僕はただ乗っているだけで、何もできなかったんだ……」
レッドブルのセルジオ・ペレスは、F1オーストラリアGPの予選Q1でコースオフしまさかのノータイム。乗っているだけで何もできなかったと、当時を振り返った。
写真:: Simon Galloway / Motorsport Images
F1オーストラリアGPの予選でレッドブルのセルジオ・ペレスは、Q1最初のアタックでコースオフ。まさかのノータイムで予選を終え、決勝は最後尾グリッドからスタートすることになった。これについてペレスは、FP3で悩まされた問題が解決しなかったと説明する。
ペレスにとっては、まさに悪夢のような予選だった。Q1最初のアタックに入った直後、ターン3のブレーキングで止まりきれずに真っ直ぐコースオフ。グラベルに捕まってしまってコースへの復帰は叶わず……ここでペレスの予選は終了。決勝レースは最後尾からスタートすることが決まってしまった。
「FP3でテクニカルな問題が発生した。それを修正したと思っていたんだけど、実際には修正できていなかったんだ。コースに出て、何かをするのはとても難しい状況だった。ただ、ブレーキングしただけなんだ」
何が問題だったのかと尋ねられたペレスはそう語った。
「ブレーキを踏んだ瞬間、僕には何もできず、ただマシンに乗っているだけだった。ただ動いているだけの物体だった」
「初日にも少し問題があったんだけど、それはまた別の問題だった。予選で抱えていた問題は、今朝の走行に関係するモノだった。あまり詳しくは言えないけどね」
「ブレーキをかけるとすぐ、ブレーキバランスがかなり前に移っていた。本当に難しかった」
「だから明日に向け、それを修正するのがとても重要なんだ」
問題の修正に関してはチームを信頼しているものの、簡単なレースにはならないだろうとペレスは考えている。
「この問題を克服し、強力なレースペースを手にすることができると思う。チームを完全に信頼しているよ」
「でも簡単じゃない。予選での差が、それを既に示している。全体的に非常に僅差だし、全てをまとめ上げることができなければ、土曜日と日曜日の戦いは非常に激しくなるんだ」
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