F1 Red Bull Racing launch
「ホンダの計画が具体化しつつある……2026年の幸運を祈っている」レッドブルF1ホーナー代表、フォードとの提携に伴いホンダにエール
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、フォードとの提携発表に伴い、ホンダの2026年以降の計画が具体化しつつあるように見えると語り、ホンダがF1に継続参戦する可能性が高まっていることを匂わせた。
田中 健一 Matt Kew
編集: 2023/02/04 5:37
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

レッドブルが、2026年からフォードと組んでF1への挑戦を続けていくことが2月3日に発表された。現在、HRC(ホンダ・レーシング)製のパワーユニット(PU)を使うレッドブルだが、この関係は2025年シーズンを持って終了することが明確になったわけだ。このことについて尋ねられたレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、「2025年まで、ホンダとの関係は変わらない」と語りつつ、「2026年以降の彼らの計画が具体化しつつある」と、ホンダのF1継続参戦の可能性を匂わせた。
フォードはレッドブルのパワーユニット部門であるレッドブル・パワートレインズをサポートし、”レッドブル・フォード・パワートレインズ”としてF1に復帰することになった。そして新たなPUレギュレーションが導入される2026年シーズンから、このレッドブル・フォード・パワートレインズで製造されるPUがレッドブルとアルファタウリのマシンに搭載されることになる。
しかしこの発表は、レッドブル・グループとホンダの関係が、2025年を持って終了するということを意味する。
現在レッドブルとアルファタウリは、HRCが開発・製造したパワーユニットを、レッドブル・パワートレインズを介して使っている。今季からはそのPUの名称がホンダRBPTになり、さらにマシンやチームウエアにはホンダのロゴが復活するなど、レッドブルとホンダの関係は密になっているようにも思われた中でのフォードとの提携発表は、驚きをもって迎えられた。
ホンダと仕事をし続けることはできなかったのか? そう尋ねられたホーナー代表は、次のように説明した。
「現在、ホンダとは素晴らしいパートナーシップを結んでいる」
ホーナー代表はそう話し始め、そして次のように続けた。
「彼らが2020年に、F1から撤退することを最初に発表したのは、それは非常に悲しいことだった。それが、我々の未来を自分たちでコントロールできるように、レッドブル・パワートレインズを立ち上げた理由だ」
「その後の旅路を進むにあたって、ホンダが2025年までエンジンを供給し続けてくれるということに、ありがたくも同意してくれたという計画の変更はあった。そしてその後、2026年に向けたリソースを構築していった」
「契約は2025年末までであり、その点では素晴らしい協力関係を築いている。ホンダは素晴らしい会社であり、現在のレギュレーションの下で行なわれる2025年シーズンの最終戦まで、ホンダと一緒にずっと全力で進んでいく」
ホーナー代表曰く、ホンダからは知的財産の譲渡は受けておらず、別の仕事として2026年以降に向けた準備を進めているという。
「ホンダからは知的財産や知識の譲渡はない。完全に別の存在だ。レッドブル・パワートレインズのビジネスは、過去18ヵ月も、そして今後も、2026年のレギュレーションに完全に基づいて注力していく」
「もちろん、フォードのようなOEMパートナーと共に仕事をするのは、2026年シーズンに向けて我々が進む道が変わったということを意味する」
またホーナー代表は、ホンダの2026年以降の計画が具体化しつつあると発言。ホンダの幸運を祈っていると締めくくった。
「ホンダの計画が具体化しつつある。彼らの2026年シーズンに向け、幸運を祈っている。でもそれまでの間は、我々は非常に密に協力し、これまで達成した成功をさらに発展させるために、できる限りの努力を続けるつもりだ」
なおFIAのモハメド・ベン・スレイエム会長も、2026年からのパワーユニットサプライヤーに登録したメーカーのリストを発表するリリースの中で次のように語り、ホンダのF1継続参戦を匂わせた。なおこのリストには、アルピーヌ・レーシング、アウディ、フェラーリ、HRC、メルセデスAMG・ハイパフォーマンス・パワートレインズ、レッドブル・フォードの6メーカーが記載されている。
「2026年からPUメーカー6社がF1に”参戦”することが確定したことは、FIAがF1やPUメーカーと緊密に連携して作成した強固な技術レギュレーションと、チャンピオンシップとしてのF1の強さを証明するものだ」
関連ニュース:
- ホンダやレッドブル・フォードも……FIA、F1の次世代PUサプライヤーに登録したメーカー6社を発表
- 契約交渉は”簡単”だった? レッドブルF1代表、フォードとのPU提携はWin-Win「EVの知識やリソースを活用できる」
- 空気と水さえあれば、ガソリンと同じような燃料が作れる……ホンダF1で加速する、未来への技術”カーボンニュートラル燃料”の開発
- ホンダPUが有力候補? アンドレッティ・キャデラック、すでに「あるPUメーカーと合意」
- ホンダ・レーシング、2026年F1パワーユニット製造者登録の背景。HRC渡辺社長「研究のため我々は席についた段階」








あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ”4台体制”の相乗効果も生まれる? レッドブル陣営、元メルセデスF1重職が合流のウイリアムズの「Bチーム化」に注目
次の記事 【動画】レッドブル、『RB7』でオーストラリア国歌を奏でる|バサースト12時間
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
More from
田中 健一

F1分析|フェラーリの秀逸な準備。最適なタイヤはソフトだと、初日から気づいていた可能性……”バグ”がなければ、打倒メルセデスは間違いなかった?
F1
F1
バーレーンGP
7 時間前
F1分析|フェラーリの秀逸な準備。最適なタイヤはソフトだと、初日から気づいていた可能性……”バグ”がなければ、打倒メルセデスは間違いなかった?

アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」
F1
F1
バーレーンGP
17 時間前
アロンソがセパンで8位、最後ノリスを封じる「次のシンガポールにも希望が見えている」

ホンダF1にとってマレーシアでのバーレーンGPは今季最高のレースに。折原エンジニア「PUの実力を完全に反映したわけではないが……価値ある結果」
F1
F1
バーレーンGP
1 日前
ホンダF1にとってマレーシアでのバーレーンGPは今季最高のレースに。折原エンジニア「PUの実力を完全に反映したわけではないが……価値ある結果」

More from
レッドブル

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」
F1
F1
バーレーンGP
6 時間前
2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

レッドブル、シーズン初優勝よりも”学び”が重要? ドライバーふたりは2027年への準備を開始
F1
F1
バーレーンGP
1 日前
レッドブル、シーズン初優勝よりも”学び”が重要? ドライバーふたりは2027年への準備を開始

ハジャー、予選3番手も悔い残す「マックスは強すぎたけど、2番手なら可能だったはず」
F1
F1
バーレーンGP
1 日前
ハジャー、予選3番手も悔い残す「マックスは強すぎたけど、2番手なら可能だったはず」
最新ニュース

先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
5 時間前
先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」
F1
F1 F1
バーレーンGP
6 時間前
2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
6 時間前
MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」

ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏
F1
F1 F1 7 時間前
ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録