苦悶するフェルスタッペン、FP2では初めて角田裕毅が先行……”投げ捨て”たのはタオル!?「危険だったからラインを外して投げ捨てた」
F1ハンガリーGPの初日は、レッドブルとマックス・フェルスタッペンにとっては厳しい1日となった。そしてコクピットから投げ捨てたのは、タオルだったようだ。
Max Verstappen, Red Bull Racing
写真:: Red Bull Content Pool
レッドブルのマックス・フェルスタッペンはF1ハンガリーGPの初日に大苦戦。FP1では9番手だったものの、FP2では14番手に終わった。
フェルスタッペンは初日の走行終了後、バランスもグリップも良くなかったと語った。
前戦ベルギーGPでは、F1スプリントこそ制したものの、決勝レースでは4位と、表彰台を逃す結果に終わったフェルスタッペン。今週末のハンガリーGPは、コース特性から考えれば、レッドブルは苦戦することになるのではないかと見られていた。
その予想通りフェルスタッペンは、前述のように中盤に沈んだ。FP2ではチームメイトの角田裕毅は9番手……フェルスタッペンがフリー走行であったとしてもチームメイトにタイムシート上で後れを取ったのは、昨年最終戦アブダビGPのFP2以来のことであった。
「今日はとても厳しかった。グリップが非常に低く、マシンのバランスも良くなかった。正確な問題を特定するのは難しい」
フェルスタッペンはそう語った。
「何も解決していないので、ひと晩かけて調べる必要がある。もちろん、今までのところは、僕らにとって良い週末ではない」
「もっと良くできるとは思う。今日はかなり悪かったから、まずはどこに問題があるのか、そして何がマシンに大きな問題を引き起こしているのか、しっかりと理解する必要がある」
「マクラーレンは本当に調子が良いし、順調に走っている。2番手に少しでも近付くためには、まだやるべきことがたくさんある」
そのFP2では、フェルスタッペンが走行中にコクピットから何か白いモノを投げ捨てるシーンがあり、セッション後の審議対象となった。
フェルスタッペンによればこれは、顔を拭くためのタオルだったという。
「ピットインした時に顔を拭くために使うタオルなんだ。でもコースインした時にも、まだマシンの中に残っていた」
そうフェルスタッペンは説明する。
「足の間を飛び回る可能性があったので、危険だった。そのためラインを外して、できる限り安全な形でタオルを投げ捨てた。スチュワードも、この点は理解してくれていると思う」
セッション後にこの件については審議が行なわれ、チームには危険な状況でマシンをコースに送り出したとして、”警告”処分が科された。
スチュワードは、フェルスタッペンとチーム代表者に聞き取り調査を行ない、さらに映像証拠を検証した。フェルスタッペンはこれについて、「ガレージにいる時に膝に置いていたフェイスタオルがコクピット横に滑り落ちてしまい、チームもそれに気が付かなかった」と説明したという。そして走行が始まるとフェルスタッペンはタオルの存在に気付き、ラインを外してマシンの外に投げ捨てたと認定された。
このタオルがコクピット内に留まったままであった場合、ドライバーがマシンを完全にコントロールできなくなる可能性があったと、スチュワードは認定。フェルスタッペンの行為が問題だったわけではなく、チームが危険な状態のままマシンをコースに送り出したと判断した。
これまでにも、コクピットの中になんらかの物体が取り残されたままコースインしてしまうという事象は、ごく稀にあった。ただ過去の事例のほとんどは”硬い”物体。今回の件はタオルだったということもあり、過去の事例に比べれば軽微だったと認定されたため、チームに警告が科されるのみに留まった。
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。