F1 オランダGP
アロンソにとって大不運だった、セーフティカーのタイミング「今回のペースなら、5位くらいは可能だったはず」
フェルナンド・アロンソは、セーフティカー出動のタイミングに恵まれず、F1オランダGPで上位入賞するチャンスを逃したと語った。
田中 健一 Ronald Vording
編集: 2025/09/01 8:33
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Fernando Alonso, Aston Martin Racing, Pierre Gasly, Alpine, Franco Colapinto, Alpine
写真:: Zak Mauger / LAT Images via Getty Images
アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、F1オランダGPの決勝レースを8位で終えた。しかしセーフティカーのタイミングがことごとく悪い方向に作用し、マシンの速さを活かすことができなかったと悔やんだ。
アロンソは10番グリッドからレースをスタート。しかし1周目のポジション取りがうまくいかず、13番手まで順位を落としてしまった。そしてオランダGPの舞台となったザントフールトは、オーバーテイクが難しいコース。アロンソは前を行くマシンに抑えられ、ポジションを上げることができなかった。
ただアロンソには、ハードタイヤが新品のまま2セット残っていた。ハードタイヤ2セットを残した状態で決勝を迎えていたのは、アストンマーティンとマクラーレンの2チームのみ。アロンソ陣営はこれを活かそうと戦略を練った。
その結果アロンソは、18周目にいち早くピットイン。前を行くマシンをアンダーカットしようとした。これに翌周反応したのは、それまで11番手を走っていた角田裕毅(レッドブル)だったが、アロンソはアンダーカットを成功させて角田の前に立った。戦略は成功したかに見えた。しかしその直後にルイス・ハミルトン(フェラーリ)がクラッシュしたことにより、セーフティカー出動。この間にライバル勢は、ロスタイム少なくピット作業を済ませることができ、アロンソも、そして角田も、早々にタイヤを交換したことが裏目に出てポジションを落としただけになってしまった。
アロンソにとっては2回目のピットストップも同様の展開。彼は早々に3セット目のタイヤを履いたが、その後セーフティカーが出動し、メリットを活かしきれなかった。
レース後、多くのポイントを逃してしまったと感じているか? と尋ねられたアロンソは次のように語った。
「本当にそう思うね。チャンスを逃してしまったと思う」
「今日のレースでは、マシンのペースは良かったと思う。でも、セーフティカーが良くないタイミングで出てしまったのは不運だった。その結果、残しておいたハードタイヤ2セットを活かし切ることができなかった。少し残念だったけど、次のモンツァでまだ挑戦しよう」
アロンソは、抜きにくいザントフールトで順位を上げるために、他とは違う戦略を採ったと説明した。
「最初のピットストップのタイミングが、(戦略的に)ベストだったかどうかは分からない」
そうアロンソは説明した。
「2回目のピットストップは、レースを通じて後方に留まり、他のマシンを同じ展開になってしまうことを心配していたんだ。マシンのペースは速いと感じていたから、他のマシンと違うことをして、オーバーテイクを試みたかったんだ」
「最終的にはレッドブルとハースの前に出ることができた。でも1台のハースは、僕らの前でフィニッシュした。つまり、最後のセーフティカーは、彼らにとって少し幸運だったし、僕らとしても何台かがリタイアしたこととキミ(アンドレア・キミ・アントネッリ/メルセデス)にペナルティが出たことは幸運だった。そうでなければ、ポイント圏内に入ることはできなかっただろうからね」
ただ、戦略がうまくハマっていれば、5位あたりでフィニッシュできた可能性があると、アロンソは悔やんだ。
「ウイリアムズやハースといった、僕らよりも前でゴールしたマシンより、僕らのマシンの方がかなり速かったと思う。だから、結果的には分からないけど……アルボン(アレクサンダー・アルボン/ウイリアムズ)が5位でフィニッシュしたんだから、今日の僕らのペースなら、そのくらいは十分に可能だったと思う」
なおレース終盤、アロンソはチームメイトのランス・ストロールを先行させた。アロンソ曰く、ストロールの方が新しいタイヤを履いていたので、それを活かして前を行くオリバー・ベアマン(ハース)を追いかけさせようとしたようだ。
「そうだよ。彼を前に行かせたんだ」とアロンソは認めた。
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