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F1分析|歯車噛み合わず、苦しいレースが続く角田裕毅。イタリアGPでは戦略もベストなモノではなかった

レッドブルの角田裕毅がイタリアGP決勝で採った戦略を見ると、ベストなモノではなかった可能性が見えてくる。

Yuki Tsunoda, Red Bull Racing Team, Andrea Kimi Antonelli, Mercedes

Yuki Tsunoda, Red Bull Racing Team, Andrea Kimi Antonelli, Mercedes

写真:: Rudy Carezzevoli / Getty Images

 F1イタリアGPの決勝レース、レッドブルの角田裕毅は13位で終わった。レース中、レーシングブルズのリアム・ローソンと接触してダメージを負い、ペースが大幅に落ちたことがこの最大の要因だったが、戦略もベストなモノではなかったように思える。あくまで結果論ではあるが。

 角田は決勝レースを9番グリッドからスタート。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)には1周目に先行されるも、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がスタートをミスしたことで、9番手のポジションを維持した。

 その後角田は、ザウバーのガブリエル・ボルトレトを先頭とするDRSトレインに閉じ込められてしまい、動くに動けなかった。今年のF1は、各車のパフォーマンスが特に僅差。トップチームのマシンであろうとも、DRSトレインに封じられてしまうと、おいそれとは抜け出すことはできない。

 そうこうしているうちに、後方を走っていたオリバー・ベアマン(ハース)が18周終了時点でピットイン。ミディアムタイヤからハードタイヤに履き替えた。これを見たレッドブル陣営は、翌周角田をピットに呼び込む。同じくミディアムからハードへとタイヤへ交換し、コースに送り出した時にはベアマンの前……ハースのアンダーカット作戦を封じることができたように見えた。しかしピットアウトした直後の角田はペースを上げられず、コース上でベアマンにオーバーテイクを許してしまった。これは、非常に痛かった。

 その後角田は、さらに早いタイミングでピットストップし、アンダーカットする形になっていたローソンに遭遇。ここでの攻防で前述のダメージを負い、万事休すとなったわけだ。

 ただここに至る戦略は、結果的には正解だったとは言えないように思う。

 角田の1周後、20周目にはそれまで角田の前を走っていたボルトレトとフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)もピットイン。2台はベアマンの前でコースに復帰した。しかもアロンソはローソンよりも前。ボルトレトはローソンの直後でコースに復帰し、すぐに攻略した。つまり、角田もあと数周ピットストップを遅らせていれば、ローソンからさらに近いところ、もしかしたらローソンの前でピットアウトできた可能性があるようにも感じられる。

F1イタリアGPギャップ推移分析

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写真: Motorsport.com Japan

 このグラフは、イタリアGP決勝での各車の首位からのタイム差の推移を示したものだ。赤丸の部分を見ていただくとお分かりいただける通り、アロンソとボルトレトは、ローソンの前でコース復帰しており、そのローソンがベアマンと角田を押さえ込んでいることが分かる。

 第1スティントをもっと伸ばした方が正解だったことを示すもうひとつの事例が、アントネッリである。

 アントネッリは前述の通り、1周目に大きく順位を落とした。しかし角田やベアマン、ボルトレトやアロンソの動きに反応せず、最初のスティントを28周目まで引っ張ってみせたのだ。この結果、タイヤ交換を済ませたアントネッリはボルトレトの前でコースに復帰(グラフ青丸の部分)。つまり3台を”オーバーカット(ピットストップを遅らせることで、ポジションを獲得する戦略)”することに成功しているのだ。

 ちなみにアントネッリも、周辺のライバル同様ミディアムタイヤを履いてスタートしている。

F1イタリアGPペース推移分析

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写真: Motorsport.com Japan

 ここでもうひとつのグラフをご覧いただこう。これは、レース中の中団グループ各車のレースペースの推移を折れ線で示したものだ。これを見ると、各車のペースは、走れば走るほど上がっていることが分かる。

 通常のレースならば、タイヤのグリップは走れば走るほど低下し、ペースダウンするものだ。しかし今回はその傾向が全く見えず、走れば走るほどペースが上がっていた。これは燃料を消費することで、車重が軽くなっているのに、タイヤのグリップが失われなかったからだ。

 しかもタイヤを交換すれば、一気にペースが上がるのが通常。グラフで示すと、その部分は段差になるのが常だ。しかし今回はその傾向も見られない。つまりタイヤを交換した意味がほとんどなかったわけだ。

 結局のところ、アンダーカットを阻止することは、今回のレースではあまり大きな意味がなかった。それよりも重要だったのは、前に邪魔のいない状況……つまりいかにクリーンエアで走れるかということだったということだ。アントネッリは、それを具現化したわけだ。

 それ以上に今回の状況を活かしたのは、ハードタイヤでスタートしたウイリアムズのアレクサンダー・アルボンである。

 アルボンは14番グリッドからのスタートだったが、41周をこのハードタイヤで走破。このスティントの最後まで、ペースを落とすことはほどんとなかった(グラフ緑丸の部分の紫色の実線)。

 そしてミディアムタイヤに交換し、コースに復帰した時には10番手。新品ミディアムタイヤのアドバンテージを活かしてアントネッリをオーバーテイクするなど、最終的には7位でのフィニッシュ……つまり7ポジションを上げることに繋がった。

 角田は、フリー走行3回目の時点でみせたロングランは秀逸だった。しかし今回のレース展開では、それを活かすことができるタイミングが全くなかったというのが正直なところである。せっかくポテンシャルがあったのに、レース展開に全く噛み合わなかったのだ。

 しかし、必ず噛み合う機会もいずれ訪れるはず……厳しいレースが続くが今は耐え、その時に備えて欲しい。

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