角田裕毅、意地のQ3進出……諦めかけた予選好結果を手にする「FP3の接触で、フロアを旧型に戻さざるを得なかった」
角田裕毅(レッドブル)は、FP3でピットレーン走行中にメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリに突っ込まれたことで、フロアを旧型に戻さざるを得なかった。しかしそれでもQ3進出を果たした。
Yuki Tsunoda, Red Bull Racing
写真:: Zak Mauger / LAT Images via Getty Images
レッドブルの角田裕毅は、F1アブダビGPの予選で10番手マーク。フリー走行3回目で他車に接触されたことでフロアを旧型に変更せねばならなかったが、なんとかパフォーマンスを発揮し、予選Q3まで駒を進めた。
角田はフロアを交換したことで、予選Q3に進出するのは難しいと考えていたという。しかし望外の好結果を喜び、決勝レースではチームメイトのマックス・フェルスタッペンがチャンピオン5連覇を達成するために、最大限のサポートをすると語った。
「FP3のピットレーンでのインシデントにより、マシンのフロアを旧型のモノに戻さなければいけませんでした。そのためパフォーマンスが少々低下し、理想的な状況ではなかったんです」
角田は予選後にそう語った。角田はFP3の終盤、予選想定アタックを行なうためにコースインしようとピットレーンを走行していたところ、ガレージから出てきたメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリに、マシンの右側面に突っ込まれてしまった。この接触により、マシンのサイドポンツーンとフロアにダメージを負い、予選想定アタックを行なうことができなかった。マシンのダメージと予選に向けた準備不足……二重苦を背負うことになった。
「Q3に進むのは難しいかもしれないと分かっていました。でも、なんとかQ3まで駒を進めることができました」
「マックスを手助けすることもできました。それが僕にとって常に目標でしたし、今日それができたのを誇りに思っています。明日も出来る限りマックスをサポートしたいです。それが僕の目標であり、最も集中している部分です。簡単な戦略ではないでしょうが」
「マックスが5度目のチャンピオンを手にできるように手助けできるなら、それが最優先事項です。トップ10は非常に拮抗しているから、自分に何ができるか試してみたいと思います」
なお今回のレッドブルのセッティングは、非常に特異なモノとなっているようだ。
例えばセクター2は、フェルスタッペン最速、角田が2番手と、レッドブルが1-2。しかしその一方で、セクター3では大失速。フェルスタッペンは辛うじて3番手となったが、角田は17番手と後方に沈んだ。
これはおそらく、レッドブルが最高速重視のセッティングを2台に施したということなのであろう。事実角田のスピードトラップでの速度は、全車中最速の332.4km/h。これを武器に、レース中オーバーテイクを繰り広げることができるだろうか?
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