レースレポート
F1 オランダGP
フィニッシュ直後に祝福の大雨! ラッセルが逃げ切りポール・トゥ・ウイン。角田裕毅はコラピントを抜けず13位|F1オランダGPスプリント
ジョージ・ラッセル(メルセデス)がF1オランダGPのスプリントでポール・トゥ・ウイン。角田裕毅もしっかり完走してみせた。
田中 健一
編集: 2026/08/22 11:02
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George Russell, Mercedes
写真:: Alastair Staley / LAT Images via Getty Images
2026年のF1第12戦オランダGPのスプリントが行なわれ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が優勝。急遽参戦となった角田裕毅(レーシングブルズ)は13位、アストンマーティン・ホンダ勢はランス・ストロールの17位が最上位だった。
金曜日に行なわれたスプリント予選では、メルセデスのジョージ・ラッセルがトップタイムをマーク。このスプリントのポールポジションに並んだ。以下ランド・ノリス(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)と、3チームのドライバーが入り乱れる大混戦のスプリント予選であった。
グランプリ直前に急遽参戦することが決まった角田は、現行マシンに初めて乗ったが、しっかりと12番グリッドを確保。一方ホンダのアップデート版パワーユニットが投入され期待されたアストンマーティン勢は、ランス・ストロールが19番手、フェルナンド・アロンソが22番手と、まさかの下位に沈んだ。
なおアロンソは、このスプリントに向けてサスペンションのセッティングを変更したため、ピットレーンからのスタートとなった。またウイリアムズのカルロス・サインツJr.も、サスペンションの変更によりピットスタートとなった。
気温18度、路面温度24度というコンディション。雨雲が上空を断続的に通過するという状況で、スプリントのスタート時刻を迎えた。ほとんどのマシンがミディアムタイヤを選んだが、3番手ルクレールと17番手オリバー・ベアマン(ハース)の2台だけがソフトタイヤを履いた。
キャデラックのセルジオ・ペレスはフォーメーションラップに出ることができず、ピットレーンに押し戻された。
スタートではラッセルが順当なスタートを決めて首位をキープ。ノリス、ルクレールというトップ3の隊列は変わらなかったが、アントネッリがピアストリを抜いて4番手に浮上してみせた。
角田はリンドブラッドに詰まるような格好となった一瞬の隙を突かれ、アルピーヌのフランコ・コラピントに抜かれてしまい、ひとつポジションを下げた。
ラッセルは順当に首位をキープし、トップ4が等間隔で並ぶこう着状態のレース序盤。ピアストリはこの4台にはついていけず、その後ろのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はさらに遅れる格好となった。
ただ10周目を迎えようかという頃から、2番手ノリスが首位ラッセルから徐々に遅れはじめ、オーバーテイクモード圏外へと出てしまった。ただルクレールやアントネッリも攻め手を欠き、順位は入れ替わらなかった。
残り周回が10周を切ろうかというところから、ラッセルとノリスの差が再び縮まりはじめ、やがて1秒以内に入った。しかしそのノリスは、18周目のターン1でルクレールにオーバーテイクを許してしまう。これを見たラッセルはペースアップし、ルクレールの接近を許さない。
残り3周というところから、雨雲がサーキットの上空にかかりはじめ、各ドライバーにも「雨が降り始めるぞ」との無線が飛んだ。しかし、幸いにも雨脚が強まることはなかった。
結局ラッセルが最後まで逃げ切って優勝。ポール・トゥ・ウインを達成した。2位にはルクレール。3位は、最後アントネッリに厳しいプレッシャーをかけられたものの、ノリスが守り切った。
ピアストリは上位4台にはついていけずに5位。6位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、7位ルイス・ハミルトン(フェラーリ)となった。8位にはピエール・ガスリー(アルピーヌ)が入り、トップ4チーム以外で唯一ポイントを獲得したドライバーとなった。
角田は終始コラピントを追いかけたがオーバーテイクには至らず、結局13位でのフィニッシュとなった。トップ10には届かなかったが、この後行なわれる予選、そして日曜日の決勝レースに向けてマシンを習熟するため、貴重なロングランの機会となったことだろう。
アストンマーティン・ホンダ勢は17位ストロール、18位アロンソと、ランデブー状態でのフィニッシュとなった。2台はウイリアムズのアレクサンダー・アルボンにプレッシャーをかけたが、オーバーテイクには至らなかった。
なおレースがフィニッシュした途端、サーキットにはシャンパンファイトのように激しい雨が降った。この雨があと1周でも早かったら、最終的な順位は大きく違っていたかもしれない。
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