ハースF1とゴジラの超異色コラボ。しかしそこには多くの共通点……小松礼雄代表「これは単なる宣伝じゃない!」
ゴジラとのコラボレーションを発表したハースF1チーム。小松礼雄代表が、その経緯や想いを語った。
Haas F1 "Godzilla" livery
写真:: Motorsport.com / Japan
ハースF1チームが、ゴジラとコラボレーションすることを発表した。あの大怪獣、ゴジラである。
この発表イベントが、24日に東京ミッドタウン日比谷で行なわれ、火曜日のお昼ながら、多くのファンが訪れた。みなさんお仕事や学校は大丈夫なのかと心配になってしまうほどの大盛況であった。
公開されたマシンは、エンジンカウル部に火を吐くゴジラのシルエットが入れられ、「ゴジラ、世界最速の舞台へ」と日本語で表記。コクピットの前方部分にも、ハースとゴジラが一体となったロゴが入れられた。
しかしF1チームと大怪獣のコラボレーションが実現するなんて……F1とゴジラの両方を愛するファンにとっては涙ものである。そんな異色のコラボが実現することになったきっかけは、チームオーナーであるジーン・ハースのひと言だったらしい。
「2024年頃、僕がジーンと『日本GPの特別リバリーどうしようか?』という話をしていたんです。その時ジーンは『ゴジラはどうだ?』と言ったんですよね」
イベントに登場した小松礼雄代表は、そう説明した。
「その時僕は、どんなことできるわけないなと思ったんですが、考えれば考えるほど、面白そうだと思えてきました」
「ゴジラって、世界中に広がっているじゃないですか。そしてゴジラの大胆なところとか、ダイナミックなところとか、本当に僕らと共鳴する部分がいっぱいあったんですよね。IP(知的財産権)の問題で無理だと言われるかと思ってはいましたが、東宝さんにお話をさせていただくと、すごく共感していただいて、それで1年が経過してここに至ったということなんです」
また東宝の大田圭二チーフ・ゴジラ・オフィサー(CGO)も、今回のコラボレーションの可能性について、次のように語った。
「昨年12月に、小松代表に東宝の本社にお越しいただいて、ご提案いただきました。そこから対話を重ね、本日を迎えることができました」
そう大田CGOは語った。
「ハースF1チームの挑戦する姿勢、ゴジラの圧倒的なパワー、そして両者の世界的な認知度……そこには非常に多くの親和性があると思います。このコラボレーションを通じて、大きな価値が創出されるんではないかということで、実現に至りました」
「そして、スポーツとIPの可能性の大きさを、とても大きく感じました。世界最高峰のレースであるF1の熱量・発信力、そして日本発のキャラクターであるゴジラの存在感やストーリー性が交わることで、今までの枠にとらわれない大きな価値や体感が期待できるのではないかと思っています」
ただ小松代表は、小さい頃は外で遊ぶことが多く、ゴジラ映画にはあまり触れることはなかったようだ。
「僕は外でよく遊ぶ子供だったので、あまり映画は見なかったです。でも、ゴジラっていう破壊力のある、ダイナミックなイメージはありましたよね」
そう小松代表は言う。
「ウチは小さいチームですが、すごくシンプルにやっていて、チームの規模以上に破壊力があると思うんです。そういうところが、ゴジラのイメージと、ピッタリ合っていると思いました」
「東宝さんがどういう想いでやっているのか、ゴジラってどういう意味なのかと話しているうちに、本当にどんどん、こんな共鳴の仕方があるんだなと思いましたね」
「この1戦だけのコラボではなく、これからずっとあるコラボなんです。これまでにはなかったような……単なる宣伝じゃなくて、お互いどんな意味を持ってやっているのかというのを、伝えていければいいと思います」
小松代表は、ゴジラに対する知識はまだあまりないため「これから勉強します」と語った。ただ、鈴鹿サーキットを襲撃したシーンについては記憶にあるらしい。
「30年くらい前に、ゴジラが鈴鹿サーキットにやってきた、そのイメージくらいしかないです。あとはとにかく、踏み潰して破壊している感じですね」
ゴジラという超強力なサポートを受けることになったハースF1。まずはその初戦となる鈴鹿サーキットでの日本GPで、どんな暴れ方をするのだろうか? 小松代表の言うサーキットを襲撃した時(『ゴジラvsメカゴジラ』/1993年)のような大暴れを期待したいところだ。
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