メルセデスがフロントロウ独占。ラッセルvsアントネッリの激戦再び? 日曜日は雨予報|F1カナダGP予選
メルセデス勢がF1カナダGPのフロントロウを独占。激しいチームメイト対決が見られそうだ。
George Russell, Mercedes
写真:: Sam Bloxham / LAT Images via Getty Images
F1カナダGPの予選が行なわれ、メルセデスのジョージ・ラッセルが最速タイムをマーク。日曜日に予定されている決勝レースのポールポジションを獲得した。2番手にはアンドレア・キミ・アントネッリが入り、メルセデス勢がフロントロウを独占することになった。
アストンマーティン・ホンダ勢はQ1突破を果たせなかった。
スプリントフォーマットで行なわれている今年のF1カナダGP。現地時間の正午に行なわれたスプリントを経て、決勝に向けた予選が開催された。
気温は21度、路面温度32度。雨の確率は0%と発表された中、予選がスタートした。
■Q1:アントネッリが最速。アロンソ、予選は19番手止まり
セッション開始当初から、各車が一斉にコースイン。タイヤを温めるため、各車2周ほどチャージラップを行ない、アタックラップに入っていった。
各車が最初のアタックを終えた段階で最速タイムを記録したのはマクラーレンのランド・ノリスで、1分14秒213。2番手にはオスカー・ピアストリがつけた。メルセデス勢が3番手、4番手という順。アストンマーティン・ホンダのフェルナンド・アロンソは16番手だった。
ただ、路面コンディション改善の影響か、各車走れば走るほどタイムが上がっていく状況。多くのマシンがセッション開始時に履いたタイヤで、複数回のアタックを重ねた。
結局1セット目のタイヤで最速はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)。チームメイトのジョージ・ラッセルがそれに続く格好となった。
2セット目のタイヤを投入すると、さらにペースは上がった。レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドは3番手に飛び込み、チームメイトのリアム・ローソンもそれに近い位置に続いてきた。
Q1最終盤、アウディの2台がペースを上げ、Q2進出を決定。これで押し出されたのがハースのエステバン・オコンとウイリアムズのアレクサンダー・アルボンで、Q1敗退となった。スプリント予選で14番手となったフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は19番手でQ1敗退。その他ランス・ストロール、キャデラックの2台がQ1敗退となった。
トップタイムは、結局アントネッリのままであった。
■Q2:ハジャーがフェルスタッペンに大差つけ最速
Q1では上位勢の多くがFP1やスプリント予選で使ったユーズドのソフトタイヤを使ったが、このQ2では軒並み新品タイヤを投入してきた。
最初のアタックで速さを見せたのはやはりアントネッリで、1分13秒076。2番手のノリスに0.159秒の差をつけた。アントネッリのチームメイトであるラッセルは6番手止まりだった。
ただ、走れば走るほどタイムが上がるのはこのQ2でも変わらず、ノリスは2アタック目でアントネッリとの差を0.068秒にまで縮めた。またレッドブルのハジャーも3番手に上がり、ハミルトンが4番手となった。
気になるのはラッセルやルクレールで、チームメイトに大きな差をつけられた状態で一旦ピットに戻った。
2セット目のタイヤで活きの良い走りを見せたのはハミルトンで、1分13秒041を記録。さらにアイザック・ハジャーが1分12秒975を記録し、ハミルトンを上回って首位でQ2突破を決めた。
結局レッドブル、フェラーリ、マクラーレン、メルセデスの4チームが2台ずつQ3に進出。リンドブラッドとフランコ・コラピント(アルピーヌ)もQ3に滑り込んだ。
アウディの2台、ローソン、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、カルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)、オリバー・ベアマン(ハース)はここで姿を消した。
■Q3:決勝はまたもメルセデスのチームメイト対決に?
トップ10のスターティンググリッドが決まるQ3。リンドブラッドを除く全車が新品のソフトタイヤを履き、アタックラップに向かった。
先頭でアタックしたフェルスタッペンは1分13秒473を計測。しかしマクラーレン勢とフェラーリ勢が、これを難なく上回っていく。
アントネッリはマクラーレンの2台とハミルトンに続く4番手が精一杯。ラッセルはターン6でロックアップしてしまい、ノータイムのままピットに戻った。メルセデス勢に黄色信号が灯った。
そのラッセルは、早めのタイミングで2セット目のタイヤを履いてコースインし、その後のアタックで3番手のタイムをマーク。ほぼ同様のタイミングでアタックしたフェルスタッペンも7番手だった。
スプリントでラッセルにしてやられた格好のアントネッリは、1分12秒646を記録し首位に浮上。マクラーレンの2台はタイムを更新したものの、アントネッリには届かなかった。これでアントネッリのポールポジション獲得が決まったように見えた。
しかしここで牙を剥いたのがラッセルだった。ラッセルは2アタック目に1分12秒578をマーク。アントネッリを0.068秒凌いでポールポジションを獲得した。
メルセデス勢はスプリントで、チームメイト同士の激しいバトルを繰り広げた。今回もそのふたりがフロントロウに並ぶことになり、再びの激戦ということになるかもしれない。
グリッド2列目を占めたのはマクラーレン勢の2台。以下ハミルトン、レッドブルの2台、ルクレール、リンドブラッド、コラピントのトップ10となった。
なお現地時間日曜日(日本時間月曜日朝5時)に予定されている決勝レースは、雨が降る予報も出ている。ラッセルによれば、その雨をも見越したセッティングをマシンに施しているという。その他のチームはどの程度ウエットセッティングを採用したのか……それによっては、勢力図は大きく変わってくる可能性もある。
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