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F1 Monaco GP

驚きの番狂わせ優勝4:マルドナド、一世一代の完勝劇。アロンソ以下を圧倒

F1の長い歴史の中には、番狂わせレースというのがいくつかある。2012年のスペインGPは、ウイリアムズ・ルノーのパストール・マルドナドが完勝。チーム復活かと思わせたが、その後の成績は低迷してしまう。

田中 健一

編集: 2020/04/11 3:03

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Race winner Pastor Maldonado, Williams FW34

 2012年のスペインGPで勝利を収めたのは、ウイリアムズ・ルノーのパストール・マルドナドだった。

 2010年のGP2でチャンピオンになったマルドナドは、翌2011年にウイリアムズからF1デビュー。ただ、当時のウイリアムズは既に低迷期を迎えており、10位入賞1回、獲得ポイント1で1年目のシーズンを終えることになった。ただ、チームメイトのルーベンス・バリチェロも9位が2回のみという成績であり、ルーキーとしては健闘したと言えるかもしれない。

 2012年も引き続きウイリアムズに残留。この年のF1は稀に見る乱戦状態であり、シーズン4戦を終えた段階で勝者が全て違うという状況だった。そんな中マルドナドも、第3戦中国GPで8位に入り、自身2度目のF1入賞を果たした。

 そして迎えたスペインGP。マルドナドは予選で2番手となった。しかし最速タイムをマークしたマクラーレンのルイス・ハミルトンにペナルティが科されたことで、マルドナドがポールポジションを手にすることになった。

 スタートでは2番グリッドのフェルナンド・アロンソが好スタートを決めて首位に浮上。ただマルドナドはこれに食らいついていき、ピットストップの際に逆転することに成功する。

 首位に立ったマルドナドは、アロンソからのプレッシャーも跳ね除け、見事トップチェッカー。F1初優勝をポール・トゥ・ウインで達成した。 

 ただその後のマルドナドはパッとしなかった。なんと第14戦シンガポールGPまで無得点。レースウイナーにあるまじき成績だった。日本、アブダビ、アメリカで入賞したものの、優勝を手にしながらなんとランキング13位。スペインでの力強い戦いぶりが嘘のような、そんな結果に終わった。

 マルドナドはその後2015年までF1を戦ったが、表彰台はおろか5位以上に入ることもなかった。ある意味、最も不可思議であり、もっとも番狂わせの1戦だったと言えるかもしれない。

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