F1オーストラリアGP、DRSゾーン削減がオーバーテイクに大きく影響「リスキーだけど、あっても良かったのかも」
F1ドライバーたちは、オーストラリアGPの舞台アルバート・パーク・サーキットのDRS区間4つ目が残されていれば、決勝レース中にもっとオーバーテイクが見られたと語っている。
F1ドライバーたちは、DRSゾーンの削減がなければ、オーストラリアGPでもっと多くのオーバーテイクが見られたと考えている。
F1オーストラリアGPは、コース改修による高速化に加え、史上最多となる4ヵ所のDRSゾーンが設置されることになっていた。
しかし、FIAは安全上の理由により、緩く大きく曲がるターン8〜9にかけてのエリアに設置されていたDRSゾーンを土曜日のフリー走行3回目のわずか20分前に撤去した。
前夜のドライバーズ・ブリーフィングでは、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)がDRSオープンの状態で320km/hに達するこのエリアでオーバーテイクを仕掛けるのは非常に危険だとして、彼を中心に議論が行なわれた。
そしてFP3開始前に、レースディレクターのニールス・ウィティヒはこのDRSゾーンの危険性について各チームに意見を聞いて回った。10チームの内5チームが撤去を支持し、残りの5チームが反対。ウィティヒは安全性を優先して、撤去することを決めた。
オーストラリアGPの決勝レース後半で、全車を抜きあぐね続けたエステバン・オコン(アルピーヌ)は、撤去された4ヵ所目のDRSゾーンが決勝レースでも使用できていれば、順位を上げられていたと示唆する一方で、仮にそうなればオーバーテイクは「リスキー」になっただろうとも認めている。
DRSゾーン撤去の影響についてmotorsport.comから尋ねられたオコンは次のように答えた。
「僕らはとても接近していたけど、抜くことはできなかった」
「フェアに言っても、僕らには4ヵ所目のDRSゾーンが足らなかったんだと思う。でも、あそこが一番接近できていたんだ」
「あんな高速域で仕掛けるのはリスクが高いし、安全性のために撤去したことには賛成するけど、今回の僕らは少し見せ場が少なかったかもね」
Esteban Ocon, Alpine A522
Photo by: Andy Hone / Motorsport Images
2位表彰台を獲得したセルジオ・ペレス(レッドブル)も「DRSがあればもう少し良いレースができたと思うから。撤去してしまったのは残念だ」と語っている。
ダニエル・リカルド(マクラーレン)もまた、4ヵ所目のDRSゾーンがあればより多くのオーバーテイクが見られただろうと考えている。
「DRSがあれば、ターン9で何度かオーバーテイクできただろうね」とリカルドは言う。
「リスタート直後、ランド(ノリス/マクラーレン)がケビン(マグヌッセン/ハース)の後ろを走っていた時、ターン9でかなり接近しているのを見たよ。DRSがあれば彼を捉えられたと思うし、4ヵ所目はあっても良かったのかもと少し思うね」
またリカルドは、ホームコースとなるアルバート・パークが改修を受けたことで、コースの全体バランスが良くなったと考えている。
「一段階良くなったとは思うけど、僕はレース後半かなり単独で走っていたから、例年と似たような感じだった」とリカルドは言う。
「オーバーテイクは増えていたはずだけど、市街地サーキットだから変更できるところも限られている。今あるものだけでベストを尽くすしかない感じだね」
「正しい方向に一歩踏み出せたけど、ちゃんと知るにはレースをもう一回見直す必要があるかも。多分、DRSゾーン4ヵ所目を追加するだけで、また良くなるのかも」
マグヌッセンは、他のマシンを追従する際にダウンフォースを失うことについて、興味深い見解を示している。
「ターン9で(前車に)かなり接近した時、ダウンフォースがゼロになったことがあったんだ」とマグヌッセンは言う。
「1車身くらい後ろにいる時はすごく良いんだけど、前車のテールについている時は従来のマシンよりもずっと悪い。でも1車身離れていればかなり良い。そのほうが、ブレーキングで仕掛けやすいからバトルには良いんだ」
今年のF1マシン以外で、同様の経験はあるかと尋ねられるとマグヌッセンはこう答えた。
「こんなことはない。ターン9でテールにピッタリつけていたら、ブレーキング時に高速で両タイヤがロックしてしまった。普通じゃないよ」
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments