アルファタウリ代表、角田裕毅を高評価「遅かれ早かれ、我々のF1に乗るだろう」
アルファタウリ・ホンダのチーム代表であるフランツ・トストは、今季F2に参戦中の角田裕毅について、遅かれ早かれ、アルファタウリのF1マシンをドライブすることになるだろうと考えている。


昨年FIA F3を戦い、今季はFIA F2にその戦いの場を移している角田裕毅。角田は今季カーリンのマシンを駆り、ここまで1勝を含む表彰台3回を獲得。82ポイントを稼ぎ、ランキング4番手に位置している。このポジションをシーズン最後までキープできれば、スーパーライセンスを申請する権利を手にし、F1デビューに大きく近付くことになる。
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角田はレッドブルとホンダ両方の育成ドライバーであり、F1デビューに最も近い日本人レーシングドライバーだと言えるだろう。
アルファタウリのチーム代表であるフランツ・トストは、角田のパフォーマンスを高く評価。特にここ最近の強力なパフォーマンスは、レッドブルの中でも非常に注目されていると明かした。
「まず最初に、レッドブルとホンダは角田をサポートしている。彼が素晴らしいドライバーだからだ」
そうトスト代表は語る。
「彼は本当に才能のあるドライバーであり、非常に高いスキルを持っている。昨年はF3でそれを示した。そして今年はF2でもそれを証明している」
「オーストリアでの、ウエットコンディションのレースを覚えている。彼はレースをリードしていた。しかし残念なことに、無線に問題があったため、タイヤを換えるのが遅れた。ピットストップするのが遅れてしまったからね。それで、2位に終わった。でもシルバーストンでは、彼はレースに勝ったんだ」
「また、彼はパフォーマンスを向上させている。ますます経験を積んでいる。そしてもちろん、遅かれ早かれ、彼がアルファタウリのマシンに乗ることを期待しているよ」
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