元F1ドライバーのフィリップ・ストレイフ亡くなる、享年67。ティレルやAGSから出走
元F1ドライバーのフィリップ・ストレイフが亡くなった。67歳だった。
Philippe Streiff, AGS
Rainer W. Schlegelmilch
1980年代にはF1にも参戦したレーシングドライバー、フィリップ・ストレイフが67歳で亡くなった。
フランス人ドライバーのストレイフはフランスF3、ヨーロッパF2などのジュニアカテゴリーで好成績を残しステップアップ。1984年はAGSからF2に参戦して初勝利を挙げると、同年のF1ポルトガルGPでルノーの3台目のドライバーとしてデビューを果たした。
翌1985年はリジェから終盤戦に出走し、オーストラリアGPで3位表彰台を獲得、結果的にこれが自身ベストリザルトとなった。その後1986年からはティレルのフル参戦シートを手にし、1988年からは古巣AGSに移籍した。
しかし、1989年にブラジルのジャカレパグアで行なわれたプレシーズンテスト中に大クラッシュ。ロールフープが壊れるほどの衝撃を受けたストレイフは四肢まひとなり、その後はレース人生を絶たれて車椅子生活を余儀なくされた。ただレースとは関わりを持ち続け、アイルトン・セナやアラン・プロストが参加したカートレースを主宰するなどした。
また1994年には共同でのリジェ買収に乗り出し、リジェをウイリアムズのジュニアチームとすることも画策していたが、これは失敗に終わっている。
ティレル時代のチームメイト、マーティン・ブランドルはストレイフの訃報に際し、Twitterで次のように追悼のコメントを残している。
Philippe Streiff and Martin Brundle.
「かつてのチームメイト、フィリップの悲しい報せを聞いた。素敵な男で、クルマに乗っている時もそうでない時もスタイリッシュだった」
「僕たちがリオでテストをして、彼がクラッシュした日のことを覚えている。赤旗が出て、メディカルヘリが来た。あれから長い月日が経った」
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