F1が『スプリントシュートアウト』を発表。スプリントレースのグリッド決める新セッションの誕生で、決勝レースから“独立”
F1はスプリントレースのレギュレーションを改定し、スプリントのグリッドを決めるための独立したセッションが『スプリントシュートアウト』と呼ばれることが明らかとなった。
F1は、スプリントレースのスターティンググリッドを決する新セッション『スプリントシュートアウト』を発表。これにより、決勝レースとスプリントの“独立化”が図られることになった。
この新フォーマットは、週末に行なわれるアゼルバイジャンGPで早速採用される。その後オーストリア、ベルギー、カタール、アメリカ、サンパウロと、今季行なわれる全てのスプリントレースでこの方式が用いられる。
これまでは、金曜日の予選の結果で土曜のスプリントレースのグリッドが決まり、そのスプリントの結果で日曜の決勝でのグリッドが決まっていた。しかしそれではスプリントでミスをする代償が非常に大きいため、ドライバーも慎重な走りをせざるを得なかった。今回のルール変更により、スプリントでもより激しい戦いが見られることが期待される。
また、スプリントシュートアウトは土曜午前のFP2の代わりに実施されることになる。金曜に予選を実施した後に行なわれるFP2は不要という声があがっていたが、これらの問題も解決されることになる。
このルール変更は、各チームのスポーティングディレクターとFIAが競技諮問委員会で長時間の議論を重ねた後、4月25日(火)のF1委員会での匿名投票によって全会一致で承認。今後世界モータースポーツ評議会にて正式承認される見込みだ。
スプリントがあるレースウィークでは、まず金曜にFP1が実施された後、決勝レース向けの予選を実施。ペナルティなどがない限り、この時点で日曜のメインレースのグリッドが決定される。
そして土曜のスプリントシュートアウトは、予選と同じくノックアウト形式の3セッション構成で、“SQ1”が12分、“SQ2”が10分、“SQ3”が8分となる。この結果を基に、同日午後のスプリントレースが行なわれるのだ。
スプリントシュートアウトでのタイヤ使用は、SQ1とSQ2でミディアム、SQ3でソフトの使用が義務付けられ、3セットの新品タイヤが消費される形だ。
またペナルティに関しては、スプリントで発生したドライビングにまつわるペナルティの内、スプリント中に消化されなかったものは日曜の決勝レースに適用することで合意された。一方でギヤボックスやパワーユニットの交換によるグリッドペナルティは従来通り、決勝レースに向けて適用される。
FIAとF1は声明の中で「全ての関係者は今回の投票結果を受けて、スプリント・ウィークエンドの見応えを高め、世界中のファンのためにサーキットでのアクションを強化することになると考えている」としている。
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