F1

もっと独創的なF1マシンを! マクラーレンCEO、技術レギュレーションの緩和を進言「6輪だっていいじゃないか! 今は予算上限があるのだから……」

予算制限レギュレーションが導入された今、F1は技術レギュレーションの緩和を考えるべきだとマクラーレンのザク・ブラウンCEOは考えている。

Jonathan Noble

Jonathan Noble

編集: 2022/12/19 7:58

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Lando Norris, McLaren MCL36

 F1は、ビッグチームが巨額の資金を湯水のように投入することを避け、チーム間のパフォーマンス差を縮めるべく、2021年から予算制限レギュレーションを投入。現在は、シーズン毎にその上限が段階的に下げられていっている。

 そうしたレギュレーションが導入された今、マクラーレンのザク・ブラウンCEOは自由なマシン開発を縛る技術レギュレーションの面でもう一歩踏み込むべきだと考えている。

 そして、”予算合戦”の危険がないのであれば、F1首脳陣は厳しい技術レギュレーションを緩和することを検討すべきだと進言した。

「予算制限がある以上、我々のレギュレーションは過剰だと思う」

 そうブラウンは言う。

「予算制限があるのなら、私は逆に(F1チームは)やりたいことをやればいいと思う。6輪にしたければ、6輪にすればいい。でも、そうするためにお金をかけないといけないんだ」

 ブラウンは、チームにもっと自由な発想を与えることが、F1に新たなアイデアをもたらし、マシンの見た目が変わるはずだと考えている。

「なぜレギュレーションがこれほどに厳しいのかは分からない」とブラウンは続ける。

「予算制限があるのなら、その範囲内で技術的な自由度があってもいいはずだ。そうすればより革新的で、よりリスキーになる。マシンもより違って見えてくるはずだ」

Zak Brown, CEO, McLaren Racing

Zak Brown, CEO, McLaren Racing

Photo by: Erik Junius

「現時点でF1にはふたつのガバナンスが働いている。全てがそれに見合ったようにしなければならないし、それ以上の支出はできなくなる。ただ支出を止めて、やりたいようにするだけだ」

 しかし、F1とFIAは現在の技術レギュレーションが厳しい理由のひとつとして、チームがレースに支障をきたすようなマシンの設計をしないようにする必要があるからだと明言している。

 ブラウンに技術レギュレーションの緩和によってレースが破綻する危険性はないかと問うと、彼は次のように答えた。

「そうかもしれない。でも、そうすることでより多くのイノベーションが生まれると思うんだ。そしてみんながお互いから学ぶことになると思う」

「(2009年の)ブラウンGPがダブルディフューザーを採用した時と同じような感じだ。彼らは素晴らしいスタートを切ったが、その年の終わりにはバランスが取れていた。だから、そういうこともあり得ると思う」

「それもこのスポーツの魅力的な部分だと思う。でも、それにはリスクも伴うのだ」

 

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