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F1、決勝レース前のWe Race as Oneセレモニー廃止へ「膝つきジェスチャーよりも行動を起こすことが重要」

F1は、多様性推進を目的とした「We Race as One」のキャンペーンを積極的に行なうべく、決勝レース前のセレモニーを廃止する。

Nicholas Latifi, Williams, Lance Stroll, Aston Martin, Lewis Hamilton, Mercedes, and Pierre Gasly, AlphaTauri, take a knee in support of the End Racism campaign

Nicholas Latifi, Williams, Lance Stroll, Aston Martin, Lewis Hamilton, Mercedes, and Pierre Gasly, AlphaTauri, take a knee in support of the End Racism campaign

Steve Etherington / Motorsport Images

 F1は、2022年から決勝レース前に行なうWe Race as Oneのセレモニーを廃止する。

 新型コロナウイルス根絶や人種・ジェンダー差別などの廃絶を目的としてF1が2020年シーズン以降掲げてきた“We Race as One(我々はひとつになってレースを戦う)”というスローガン。各グランプリの決勝レース前には、We Race as Oneのセレモニーが設けられ、片膝を地面につけるジェスチャーを取るドライバーも少なくなかった。セレモニー中にどのようなジェスチャーをとるかは、ドライバー各自の自由意思によるものだった。

 しかし2022年シーズンからは、これまで同様に決勝レース前にWe Race as Oneの映像は放映しスローガンはサーキットに掲げられるものの、時間を設けてのセレモニーは行なわないこととなった。ただ、抗議のためのジェスチャーを禁ずることはないという。

 この決定について、F1のステファノ・ドメニカリCEOはSky F1に次のように述べた。「政治的なことを行なう必要はないはずだ」

「今はジェスチャーから行動を起こすことが重要だと考えている。その行動とは、我々のコミュニティにおける多様性にスポットライトを当てることだ。それが最初の一歩になる」

 またドメニカリは、過去2シーズンに渡って行なわれてきたセレモニーは充分に目的を果たしたとして、廃止に関する最終決定を下したと語る。

「(膝つきなどの)ジェスチャーは、それを信じるドライバーにとってはすでに大切なモノだったと思う」と彼は言う。

「我々は常に全員へ敬意を払う必要があるが、今は次の段階へ移行する時だ。他の行動を起こすべき時なんだ」

 なお、Sky F1はWe Race as Oneを率先して先導してきたルイス・ハミルトン(メルセデス)も廃止の動きとその理由について説明を受けたと報じている。

Drivers including Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 taking a knee

Drivers including Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 taking a knee

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 ドメニカリはそのハミルトンについて、先日ソーシャルメディアで2ヵ月ぶりに姿を現した彼は王座奪還の2022年シーズンに向けて気合が入っていることだろうとコメントした。

「私が知っている、そして見ている限りでは、(SNSに投稿した)最新の写真に写るルイスの顔や仕草には、ポジティブさがあった」と彼は言う。

「我々のスポーツに限らず、世界的にもルイスは重要な存在だから、それは重要なことなんだ。そしてルイスにとっては、8度目の世界チャンピオンを手にする可能性を前にしているんだ」

「彼はこの目標に向けて全集中しているはずだ。今年は色んなモノが刷新され、分からないこともたくさんあるから、チャンピオンでも今年は魅力的に感じるだろう」

「ルイスの話に戻るけど、彼は8度目の世界チャンピオンになるチャンスを得るべく、完全集中していると確信している」

 また、ハミルトンが2022年シーズンを前に“電撃引退”するのではないかと心配していたかと聞かれたドメニカリはこう答えた。

「ここ数週間での話し合いや出来事は、我々がいつもやっている普通のことの一部だ」

「完全なる敬意のようなものが彼の選んだ“サイレントモード”にはあった。彼はシーズン開始に向けてフル充電になると思う」

 F1は、多様性向上を目的とした活動の一環として、2月8日に正しい評価が与えられていないエンジニア団体を対象にした奨学金制度への関与を拡大。元F1 CEOのチェイス・キャリーから100万ドル(約1億円)の寄付を受けて設立されたこの基金を2025年末まで続けることに合意した。

 この奨学金制度により10名の学生が支援を受け、イギリスとイタリアの大学で実習を開始している。またF1は、事業全体で実習生やインターンシップでの雇用機会提供も視野に入れている。

 
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