F1、スプリント予選レースのトップ3に”リース”を授与「スポーツの歴史に、現代的な工夫を加える」
F1は、今週末のF1第10戦イギリスGPで初めて実施されるスプリント予選レースで、クラシックなリースを復活させる予定であることを明かした。


F1はグランプリフォーマット変更の一環として、今季の第10戦イギリスGPで初のスプリント予選レースを実施する。これまで通りの予選が金曜日に行なわれ、土曜日に17周のスプリント予選レースで決勝レースのグリッドが決まる。
ポールポジションはスプリント予選レースの勝者に与えられることになる他、予選レース上位3名にはそれぞれ3-2-1ポイントが与えられる。ただ表彰台獲得回数にはカウントされない上、表彰式のセレモニーも行なわれない。
しかしF1は、スプリント予選レース後の現地時間17時~17時30分に『スプリント・ヴィクトリーラップ』というプログラムをスケジュールに追加した。このヴィクトリーラップでは、スプリント予選レース上位3名の入賞者に、モータースポーツにおける表彰台セレモニーを象徴する”ウイナーズ・リース”が授与される。
F1は”ユニークなデザイン”のリースには現代的な工夫が施されており、ドライバーたちはこのリースを身につけてパレードを行ない、大勢の観客から称賛を浴びることになるとしている。
「F1スプリント予選レースは、全く新しいフォーマットだ。だからレース後のひとときも同様に特別なものにすることが重要だと考えた」
F1のイベントスペクタクル・ディレクターであるアレックス・モリーナはそう述べた。
「その瞬間は、このスポーツの70年の歴史を認識し、それに現代的な工夫を加えたもので、スプリントレースそのものとよく似ている」
スプリント予選レースは、F1のフォーマット変更を評価する試みの一環として、イギリスGP以外にもイタリアGPとその他のもう1レースで試験的に行なわれる。
スプリント予選レースが成功すれば、F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは将来的に6レースほどまでこのフォーマットの適用を拡大する可能性があると語っている。
しかしブラウンは、全レースでスプリント予選レースを実施することはないと強調しており、ファンにとって見応えのあるコースでのみ実施すると保証している。
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