F1

持続可能燃料、電気、水素、それとも……? FIA、F1パワーユニットの未来は“市販車との関連性”で決まると説明

FIAは、F1パワーユニットの長期的な方向性として、参戦する自動車メーカーにとって市販車との関連性を担保できることが重視されると説明した。

Jonathan Noble

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編集: 2024/01/07 9:18

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Lando Norris, McLaren MCL60, Max Verstappen, Red Bull Racing RB19, Oscar Piastri, McLaren MCL60, Charles Leclerc, Ferrari SF-23, George Russell, Mercedes F1 W14, Carlos Sainz, Ferrari SF-23, the rest of the field at the start

 FIAはF1に自動車メーカーの関心を留めるべく、将来的なパワーユニット(PU)には市販車との関連性が求められると語った。

 F1は2026年シーズンから導入される次期テクニカルレギュレーションで、100%持続可能燃料で走るPUを使用することとなっている。

 現行のV6ターボエンジン+ハイブリッドシステムという基本構成に変化はないが、高価かつ複雑なMGU-Hが廃止され、MGU-Kの出力が引き上げられる。これにより電気モーターと内燃エンジンの出力比が1:1となる。

 自動車メーカーの多くが市販車をフルEVへと切り替える中、F1は彼らの関心を引き付けるべく、シリーズがバッテリー技術開発の最先端に立っている必要があると十分に認識している。

 しかし、長期的な視点で見て、水素技術がよりレースに適していることが証明されれば、グランプリも水素パワーへと移行する可能性がある。実際、F1はその可能性を探るべく、FIAとエクストリームEの姉妹シリーズであるエクストリームHと共に、水素技術を研究するワーキンググループを結成した。

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 将来的にF1のPUがどうなるかは現時点で定かではないが、FIAのシングルシーター担当主任であるニコラス・トンバジスは、自動車メーカーに価値を提供できるレギュレーション設定が重要だと説明した。

「2026年までのステップは決まっているが、その後のステップで何をするかにはまだ議論の余地がある」

 motorsport.comを含む一部メディアにトンバジスはそう語った。

「より持続可能な燃料であれ、水素であれ、電気であれ、沢山の選択肢が残されている。FIAではかなり多くの作業が行なわれている」

「しかし我々は常に、参戦する自動車メーカーが望んでいるモノとの関連性を保ちたいと考えている。市販車に関係のない、完全行き当たりばったりの方向には進めないのだ」

「我々は市販車との関連性を保つ必要があり、それが重要な目的なのだ。パドックを歩いてみれば、取り組むべき課題が山積していると誰でも分かるはずだ」

Red Bull Racing Team Principal Christian Horner talks with Nikolas Tombazis, FIA Single Seater Director

Photo by: Red Bull Content Pool

Red Bull Racing Team Principal Christian Horner talks with Nikolas Tombazis, FIA Single Seater Director

 F1は2030年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロ化を目指しており、新たなPUはその核となる要素だ。

 ただ、F1全体の二酸化炭素排出量のうちレースカーから発せられる二酸化炭素の割合はごくわずか。FIAはテクニカルレギュレーション以外の部分でも、目標達成に向けて多くの努力が必要であることを認識している。

「F1全体の二酸化炭素排出量に占めるマシンの割合は非常に低い」とトンバジスは言う。

「全体から見れば、2%以下だと思う」

「このスポーツに対する我々の全体的な責任として、残りの98%にも取り組む必要があるのは明らかだ。ロジスティクス、材料、部品の数、カレンダー、多くのことを考慮しなければならない」

「しかし、技術的な観点からは、マシンの側面が重要だ。参戦する自動車メーカーが技術的な取り組みができるようになることが大切なのだ」

 

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