フェラーリ代表、ルクレールに謝罪。レースに大きく響いたペナルティに「状況を見直す必要がある」
フェラーリのフレデリック・バスール代表は、F1モナコGPでシャルル・ルクレールに科された3グリッド降格ペナルティについて、謝罪したことを明かした。
写真:: Jake Grant / Motorsport Images
フェラーリのフレデリック・バスール代表は、F1モナコGPを6位で終えたシャルル・ルクレールについて、コミュニケーションミスから学び、同じことを繰り返さないようにしなければならないと語った。
ルクレールは予選でポールポジションを争い、0.106秒差の3番手を手にすることができたはずだった。しかしQ3でランド・ノリス(マクラーレン)のアタックを妨害してしまったことで、3グリッド降格ペナルティを受けてしまった。
ルクレールはチームからノリスの接近を警告されておらず、結果としてトンネルの中でノリスのアタックを妨害してしまったのだ。
これで3グリッド降格ペナルティを受けたルクレールは、6番手からレースをスタートすることに。よりによって、グリッドポジションが非常に重要なモナコでペナルティを受けてしまったのだ。
結果として、追い上げることができず6位でホームレースを終えることになったルクレールは、それでも前向きな姿勢を見せた。
「昨日(予選)は情報を得るのが遅すぎた。 もちろん、そのせいでレースは少し不利になった」
ペナルティについて質問されたルクレールは、そう答えた。
「もちろん、フラストレーションを感じている。こういう週末はどこでも悔しいものだし、ホームならなおさらだ」
「でも一方で、そこは僕たちが気を引き締めなければならないところでもある」
「シーズンは長いし、このレースだけがカレンダー上のレースというわけでもない。重要なことは同じなんだ。だからバルセロナで再スタートする必要がある。素晴らしい週末になることを願っている」
バスールはチームはこのコミュニケーション・ミスから学び、同じことを繰り返さないようにするつもりだと語った。
「彼はここ数年、モナコで少しフラストレーションを感じている。そして確かに、昨日はタフだった」
「コンマ1秒の差でポールポジションを失い、100分の2秒の差でフロントロウを失い、そしてあの裁定だ」
「チームを代表して謝罪するし、どうすればもっといい仕事ができるのか、ピットウォールとシャルルの間のコミュニケーションを改善すること以外に、何ができるかを考える」
「トンネル内という、それ(アタック妨害)が起きた場所も影響していたと思う。でも、言い訳をするようなことは避けなければならない。改善したいのであれば、それは最悪の方法だからだ。修正しなければならないんだ」
何が問題だったのかについて、バスールは次のように語った。
「トンネルの中で、シャルルはミラーでノリスの位置を確認することができなかった。トンネルの後なら、彼はノリスがどこにいるか見ることができて、ライン上にいることを避けられた。それにトンネルの中は、ラインがあまり明確ではない」
「だが我々は昨日、明らかにミスを犯してしまい、その代償は大きかった。3番手からスタートすれば別のレースになっていたかもしれない」
「正直なところ、言い訳をしたいとか、そういうことではなく、明日から状況を完全に見直さなければならない」
「我々はレースに集中していたので、昨日の夕方にはそれをしたくはなかった。でも、明日はこの件について検討することにしよう」
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