フェラーリCEOの電撃辞任、F1チームに影響はない? 会長の兼務で一安心か
フェラーリのルイス・カミッレーリCEOが電撃辞任を発表したが、F1チームは彼からのサポート失うことで、短期的な影響は無いだろうと考えている。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
12月10日、フェラーリのCEOを務めるルイス・カミッレーリは同職を辞することを発表。電撃辞任に衝撃が走った。
カミッレーリはここ数週間で新型コロナウイルスに感染し闘病していた。しかし辞任に際して詳しい理由は明かさず“個人的な理由”だとされている。
彼の後任は未定であるため、ひとまずフェラーリ会長のジョン・エルカーンがCEOを兼務することとなっている。
カミッレーリはF1チームの大ファンだったこともあり、今年苦戦が続くチームに対しても、代表のマッティア・ビノットのもとでトップに戻るための長期的なプランを全面的に支持するなどしていた。
彼の辞任はF1チーム側にも突然の知らせだったようで、スポーティングディレクターのローラン・メキーズは次のように驚きを語っている。
「この知らせを受けた時、我々全員にとって驚きだった」
「ひとりたりとも(辞任を)知らなかった。その状況ではそうもなる」
「理由の面で会長との話を通して、彼は命に関わるほどではないにしろ、新型コロナにひどくやられていて、非常につらい思いをしていたと理解している」
「そしてそれだけが理由ではないとも確信している。ただ確かに彼の過去の実績などを考えると、優先順位が異なっていると考えるのかもしれない」
「過去2年、特に危機的な状況の今年にルイス、ピエロ・フェラーリ、ジョン会長そしてマッティアを通じて得てきたサポートの水準は信じられないほどのものだった。だから(辞任は)残念だ」
メキーズはエルカーンが役職を兼務することでひとまずは安定性が確保されたことはポジティブなことだとも語った。
「我々にとって良い知らせなのは、会長が暫定的にその役割を担っていることだ。我々がサポート面で適切な継続性を得るにはこれ以上良いものはないだろう」
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