F1 オーストリアGP

フェラーリ、新フロアの感触は? ハミルトン「フィーリングは悪くない。ただトップとのペース差が大きいだけ」

フェラーリがオーストリアGPに投入した新しいフロアは、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールにとって、ゲームチェンジャーにはならないようだ。

Filip Cleeren

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公開日時: 2025/06/28 3:48

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Lewis Hamilton, Ferrari

Lewis Hamilton, Ferrari

写真:: Steven Tee / LAT Images via Getty Images

 フェラーリのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンは、F1オーストリアGP初日をそれぞれ5番手、10番手で終えた。この結果を受けて、フェラーリが投入した新フロアの効果について、競争力に大きな影響はないと彼らは見ているようだ。

 フェラーリは今回のオーストリアGPに、フロアボディやエッジ、フロアウイング、そしてそれに合わせた再設計されたディフューザーなど、全面的に改良されたフロアを持ち込んだ。

 チームは、新しいデザインによって様々な条件下でフロアがより多くのダウンフォースを生み、その結果としてすべての条件下で総合的なパフォーマンス向上につながることを期待していた。

 FP2では特にルクレールは、ロングランで力強い走りを見せたが、1周あたりのパフォーマンス向上はごくわずかであり、FP2でトップとなったランド・ノリス(マクラーレン)に0.6秒差をつけられた。その差の大部分は、ターン6~7でのコーナリングスピードに起因しているようだ。

 ハミルトンはさらに0.3秒遅れで、低速コーナーのトラクションゾーンではルクレールより良かったものの、その他の部分でタイムを失ってしまった。

 また、ルクレールはFP1ではルーキーのディノ・ベガノビッチにマシンを譲っており、ハミルトンはギヤボックスの問題で走行が制限された。

 しかしルクレールは、FP2で何度かコースオフするなどフィーリングが悪かった原因は走行不足が要因ではないと語った。

「FP1はFP2にそれほど影響を与えなかった。コースではすぐに安心感を覚えたけど、クルマのフィーリングにはあまり満足できなかった」

「明日はやるべきことがかなりある。まだパフォーマンスは十分ではないと感じているが、うまくいけば一歩前進できるだろう」

「ロングランはよりポジティブな結果を示している。僕たちは最速のドライバーたちと非常に似たパフォーマンスだった。しかし問題は、とても僅差だから6番手や7番手からスタートすると、レースでは本来の位置に戻ることが極めて困難になることだ。予選ではまだ多くの改善が必要だ」

Charles Leclerc, Ferrari

Charles Leclerc, Ferrari

Photo by: Sam Bloxham / LAT Images via Getty Images

 ルクレールは、新しいフロアが予想通りの空力性能を発揮したものの、その違いを実感するのは難しいと語った。

「僕にはコメントするのが非常に難しい」

 そう彼は肩をすくめた。

「ドライバーは、新しいパーツを装着すれば、みんながすぐにスピードが飛躍的に向上すると期待している。だがその効果はごく僅かな向上に過ぎないんだ。FP1を走って参考となるデータがない場合、その違いを感じることは非常に難しい。しかし、数値的には期待通りの結果が出ており、僕は満足している」

 ハミルトンはFP2前に新しいフロアを搭載し、ギヤボックスの問題を解決したチームに感謝したが、金曜日の走行はフェラーリにとって「素晴らしいものとは言い難かった」と感じている。

「今朝はトランスミッションに問題が発生し、ガレージのみんなにとって明らかに困難で、フラストレーションが溜まる状況だった。しかし、チームメイトたちは素晴らしい仕事をしてくれ、常に調整を続けてくれた」

「だけどコースに出ても1周しか走れず、ロングランはできなかった。でも上手くリカバリーできたと思う。ギヤボックスの交換とFP2への準備という点で素晴らしい仕事だった」

「だけどシャルルは0.6秒差で、僕は1秒近く差がつけられたので理想的ではない。いくつか変更を加えて近づけるよう努力するが、トップに立つことはできない」

「フロアの改善に莫大な作業が行なわれていたが、ご覧の通り必ずしも競争力に変化をもたらすわけではないんだ。クルマは実際、悪くない感触だ。ただ、ペース面で大きな差があるだけなんだ」

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