フェラーリのビノット代表、F1トルコGPは現地入りせず。マラネロからチームを”遠隔”指揮
フェラーリのマッティア・ビノット代表は、F1トルコGPに現地入りせず、遠隔でチームを管理できるかどうかを試すという。
フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、今週末にイスタンブール・パークで開催されるF1トルコGPでチームを指揮するために現地入りせず、拠点であるイタリア・マラネロからチームに指示を飛ばすようだ。
ビノットは先日、チームを遠隔で管理することがどれだけ可能なのかを確かめるために、今季残りのレースを欠場する計画を立てていると明かしていた。そして今週末のトルコGPを前に、フェラーリのスポーティング・ディレクターであるローラン・メキースは、ビノットがマラネロに残っていることを認めた。
「マッティアは常に革新的な方法で自分の役割にアプローチしてきたし、頭を柔らかくして物を考えている」とメキースは語った。
「彼は可能な限り効率的に優先事項を管理できるような、柔軟性のある仕事のやり方を考え出した。彼はテクニカルディレクター時代にこのアプローチを採用していたが、今ではチーム代表としてさらにこのアプローチを採用しようとしている」
「ブリーフィングやピットウォールに彼がいないのは最初奇妙に思えるかもしれないが、彼は現在あらゆるコミュニケーション技術を駆使して、チーム内外の全ての人に彼の声や意見がはっきりと伝わるようにするだろう」
F1の2021年暫定カレンダーでは、史上最多の23レースが予定されているが、チームは過酷なスケジュールとなる来シーズンにスタッフが燃え尽きてしまうのを防ぐため、どのようにスタッフをローテーションするのがベストなのかを評価している。
ビノットは、週末のレースをスキップすることを選択した近年最初のチーム代表ではない。メルセデスのトト・ウルフ代表は、昨年のブラジルGPを欠席。将来的により多くのレースを欠場する可能性があるとしていたが、今季はこれまでの全レースに帯同している。
2週間前のエミリア・ロマーニャGPで、ビノットはスタッフの能率や集中力を適切なレベルに保つため、ケアをすることが極めて重要だと語った。
「自分自身のことを考えると、サーキットとファクトリーでのタスクのバランスを取る必要がある」
「自分自身については、全レースには出ないと思う。2020年についても、トルコGP以降の終盤のレースをいくつかスキップすることを考えている」
「だがそれはむしろ、来年起きる事だ。チーム全体の責任者にとっては、確かにレースイベントも重要だが、チーム全体のマネジメントも大切なのだ」
「レース数が増えれば、エンジニアや技術者をケアしてバランスをとる判断をする必要がある」
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