F1
ファンにも優しい? ”革命的”なデブリフェンスをFIAが承認。F1開催のサーキットでも使用可能
FIAは、安全性とファンへの配慮を両立した新しいデブリキャッチフェンスのシステムを承認した。

Jonathan Noble
公開日時: 2022/03/04 7:03
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スイスの企業ジオブルッグが新しいデブリキャッチフェンスを開発。F1のレース開催に必要な最高レベルの安全性であるグレード1のライセンスを持つサーキットに導入できる認可を、FIAから受けた。
最新技術を駆使して開発されたこのフェンスは、強度を維持しながらも、構造を支える支柱の間隔を広くとることが可能となっている。
支柱が少なくて済むということは、コースサイドの観客にとっては視界が良くなり、コース上の動きが見やすくなることに繋がるだろう。
支柱の間隔は4mが一般的だが、新しいシステムでは6mまで広げることができ、なおかつフェンスの安全性能は損なわれていない。そしてフェンスの支柱が少なくなれば、それだけアクシデントが起きた際にドライバーやライダー、マシンが支柱に直撃するリスクが減ることになり、安全性が向上するのだ。
メリットはそれだけではない。支柱が少なくなればそれだけ輸送のコストも減る。支柱を建てるための基礎の数も減るため、設置スピードも向上し、サステナビリティの面でも恩恵があるのだ。
このフェンスは、時速150kmまで加速させた実車をぶつけ、衝撃に耐えられるかどうかを試すなど、様々なテストが行なわれている。ケーブルの直径を16mmに拡大した他、ケーブルと金網をつなぐ部分にも高張力素材を使うなどの工夫が、フェンス間隔の拡大を実現しているようだ。
モータースポーツソリューションディレクターであるヨッヘン・ブラウンヴァルトは、次のように語っている。
「我々が目指したのは、デブリフェンスにおける革命にほかならない」
「安全性と設置のしやすさを向上させながら、持続可能性に大きな影響を与えることが、我々の目標だった。我々はそれを達成したと信じている。より持続可能なソリューションと観客体験の向上を求めるサーキットは、これ以上フェンスを探す必要はないだろう」
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