F1 サウジアラビアGP

DRSめぐる”不自然な駆け引き”はもう終わり! F1サウジアラビアGP、DRS検知ポイントが変更に

FIAはF1サウジアラビアGPでの危険な行為を避けるため、第3のDRS検知ポイントを最終コーナー後まで移動させた。

Filip Cleeren

Filip Cleeren

公開日時: 2023/03/16 7:04

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Charles Leclerc, Ferrari F1-75, Max Verstappen, Red Bull Racing RB18, battle for the lead

 FIAは、F1サウジアラビアGPの舞台であるジェッダ市街地サーキットについて、第3DRSゾーンの検知ポイントを最終コーナー後まで移動した。

 この第3DRSゾーンの検知ポイントは、第3セクターの長い全開区間とホームストレートをつなぐ、最終コーナーのブレーキングゾーンに置かれていた。ホームストレートでDRSを使い、シケインになっているターン1〜2で追い抜くというのが、このコース最大のオーバーテイクポイントとなっている。

 そのため過去2回のサウジアラビアGPでは、ドライバーがメインストレートでDRSを使おうと、最終コーナーでわざと前走車をオーバーテイクしないケースも見られた。対してディフェンス側が不規則にブレーキングすることで、後ろのマシンをオーバーシュートさせようとするシーンも見られた。

 初開催となった2021年には、激しいタイトル争いを展開していたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)がこのDRSゾーンを巡って駆け引きを見せた。フェルスタッペンはわざと減速してハミルトンを前に出し、DRSを使ってハミルトンを抜き返している。

 2022年も、同じような駆け引きがフェルスタッペンとシャルル・ルクレール(フェラーリ)の間で起こっており、レッドブルのクリスチャン・ホーナーは”猫とネズミの駆け引き”を避けるために、DRSの検知ポイントを移動させるべきだと提言していた。

写真奥が最終コーナーであるターン27

写真奥が最終コーナーであるターン27

Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images

 FIAは2023年のサウジアラビアGPでこの問題に対応。DRSの検知ポイントを最終コーナー(ターン27)のブレーキングゾーンからメインストレートに移動している。レース前に発行されたイベントノートによると、新たな検知ポイントは最終コーナーを立ち上がって170メートル地点にあるため、ブレーキングゾーンで不規則な駆け引きが行なわれることは無くなるだろう。

 FIAは今季、5つのサーキットでDRSゾーンを調整し、オーバーテイクの難易度を調整すると発表している。開幕戦のバーレーンでは第1DRSゾーンが短縮されていた。今後はオーストラリアGP、アゼルバイジャンGP、マイアミGPでもDRSゾーンが調整されることが明らかとなっている。

 また、サウジアラビアGPのジェッダ市街地サーキットに関しては2年連続で視認性を向上させるための変更が行なわれている。

 ブラインドコーナーのターン14とターン20でバリアの位置が変更され、ランオフエリアが拡大。見通しが良くなった。

 また超高速区間の安全性を高めるため、ターン22と23に縁石が追加された。これにより、時速50kmの低速化が期待されている。

 この他にも様々なコーナーで縁石やランブルストリップ(路面に凹凸が付けられたスピード防止帯)が追加されているようだ。

 

関連ニュース:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 レッドブルF1重鎮、低迷するアルファタウリの”テコ入れ”示唆「成績と財政の改善が急務」今季の目標は7位以上

次の記事 ハースF1、親会社の対ロシア制裁違反報道を断固否定。「事実を無視した報道は極めて無責任」と怒り

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Filip Cleeren



「本当にひどい話。受け入れられない」ソフトウェアのバグで複数台が立ち往生……セパンで起きた珍事にF1ドライバーの不満爆発

F1

F1

バーレーンGP

7 時間前

「本当にひどい話。受け入れられない」ソフトウェアのバグで複数台が立ち往生……セパンで起きた珍事にF1ドライバーの不満爆発



コラピントのチームメイト撃墜事件に終止符。ブリアトーレ「腹は立ったが……もう終わったことだ」

F1

F1

バーレーンGP

2 日前

コラピントのチームメイト撃墜事件に終止符。ブリアトーレ「腹は立ったが……もう終わったことだ」



サプライズも起こる? ひさびさF1開催セパンの路面が生む不確定要素。ピレリ「シミュレーションより4.5秒も遅かった」

F1

F1

バーレーンGP

2 日前

サプライズも起こる? ひさびさF1開催セパンの路面が生む不確定要素。ピレリ「シミュレーションより4.5秒も遅かった」

最新ニュース



2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

F1

F1 F1

バーレーンGP

27 分前

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」



MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

53 分前

MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」



ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏

F1

F1 F1 1 時間前

ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏



F1分析|フェラーリの秀逸な準備。最適なタイヤはソフトだと、初日から気づいていた可能性……”バグ”がなければ、打倒メルセデスは間違いなかった?

F1

F1 F1

バーレーンGP

2 時間前

F1分析|フェラーリの秀逸な準備。最適なタイヤはソフトだと、初日から気づいていた可能性……”バグ”がなければ、打倒メルセデスは間違いなかった?

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録