F1の新たな試み『レースコントロールへの無線公開』で、やりとり自体が減少傾向?

F1レースディレクターのマイケル・マシは、無線の内容が国際映像で公開されるようになってから、チームからレースコントロールへの無線が減ったと明かした。

F1の新たな試み『レースコントロールへの無線公開』で、やりとり自体が減少傾向?

 F1チームとドライバーの無線のやり取りは、F1のTV放送の一部としてすっかり定着しているが、今季から新たな試みとして、各チームのピットウォールとレースコントロールの間で交わされるメッセージも放送されるようになった。

 チームとレースコントロールのやり取りを知ることができるこのメッセージは、ファンの間でも人気が高く、5月上旬の第4戦スペインGPで初めて放送されて以来、すべてのレースで使用されている。

 第8戦シュタイアーマルクGPのFP2では、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がピットレーンでスピン。マクラーレンのチームマネージャーであるポール・ジェームスが、F1レースディレクターのマイケル・マシに「全く馬鹿げている」と不満を漏らした無線が公開された。

 このスピンにより、ボッタスは危険な運転をしたとして3グリッド降格ペナルティを受けたが、後にマシはマクラーレンからの苦情がなくてもスチュワードにこの件が委ねられていたと認めた。

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは「一部のスポーティングディレクターがマシへのチャンネルにすぐに飛びつき、アルマゲドン(世界が破滅するか)のようなシナリオを持ってくるのは非常に面白い」と皮肉りつつ、「このようなチャンネルがオープンになったことで、皆が笑い合えるようになったのは良いことだ」と付け加えた。

 一方、マクラーレンを批判したウルフ自身も、第4戦スペインGPで青旗に関する不満をレースコントロールへの無線で訴え、ハースのギュンター・シュタイナー代表から「ちょっとした宣伝効果を狙ったものだ」と批判されている。

 マシに対し、ウルフのコメントや、各チームがこのチャンネルを公平に利用しているかどうかについて訊くと、彼はTV放送の一部としてレースコントロールへの無線チャンネルが使われるようになってから、やり取りが減っていると彼は明かした。

「率直に言って、F1ではチームごとに違いはないと思う」

「(レースコントロールへの)無線は何年も前から存在している。もちろん、放送されているのは今季になってからだ」

「どちらかというと、チームが無線の内容が放送されていると知ったことで、レースコントロールとの無線のやりとりは減ったのではないだろうか」

「チームの立場からすると、質問をする前に考え直すようになったのではないだろうか」

 
 

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