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FIA、レッドブルの抗議を却下。メルセデスのDASはステアリングの一部と判断

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FIA、レッドブルの抗議を却下。メルセデスのDASはステアリングの一部と判断
執筆:
, Grand prix editor

レッドブルは、メルセデスが使うDAS(二重軸ステアリングシステム)について抗議を行なったが、FIAのスチュワードはこれを却下した。

 レッドブル・レーシングは、メルセデスが今シーズンに投入した画期的な新システム”DAS(二重軸ステアリング)”をF1開幕戦オーストリアGPのフリー走行で使用したのを受けて、正式な抗議をFIAのスチュワードに対して提出した。しかし、スチュワードはレッドブルの抗議を却下し、DASは合法だと判断した。

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 このDASは、メルセデスが今季のプレシーズンテストで初めて投入したデバイス。ドライバーがステアリングホイールを押し引きすることで、フロントタイヤのトー角を調整できる、これまでにない画期的なシステムだった。

 ただその合法性については疑う者も多く、パドックでの論争の的となっていた。なお、すでに2021年からレギュレーションでDASの使用禁止が決定されている。

 レッドブルは、開催中止となったオーストラリアGPでDASに対する抗議を計画していたとされており、今回のオーストリアGPでも再び抗議を行なうことを示唆していた。

 そして、メルセデスのドライバーがFP1とFP2でDASを使用していることが明らかになった後、レッドブルはスチュワードへ抗議を正式に提出した。

 しかし現地時間午前0時31分、スチュワードはレッドブルの抗議を却下したことを確認する声明を発表した。

 レッドブルのエイドリアン・ニューウェイ(チーフ・テクニカル・オフィサー)とポール・モナハン(チーフ・エンジニア)は、DASはドライバーの動きによって空力特性を変更することができるデバイスであり、DASはサスペンションシステムの一部であるため、技術規則に違反しているとヒアリングで主張した。

 対してメルセデスは、DASのサスペンションシステムへの影響は限られており、従来のステアリングシステムもステアリングアングルを変更することでマシンのトー角を変える能力を持っていると反論した。

 スチュワードは、DASが従来のモノとは異なるとしつつも、DASがサスペンションシステムではなく、ステアリングシステムの一部だと判断。抗議を却下した。

 スチュワードは声明で次のように結論づけている。

「スチュワードは、DASがステアリングシステムの正当な一部分であり、ゆえにサスペンションまたは空力への影響に関するレギュレーションを満たしていると考えている」

「スチュワードの意見では、DASは物理的および機能的にステアリングシステムの一部だ」

「そのため、ステアリングに適用されるサスペンションの特定規則に対する暗黙の例外の恩恵がある」

 この決定により、メルセデスはオーストリアGPのFP3以降もDASを使用し続けることができる。

 

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この記事について

シリーズ F1
イベント オーストリアGP
チーム メルセデス , レッドブル・ホンダ
執筆者 Luke Smith