ディ・グラッシ、F1の新レギュレーションは”奇妙なルール”だと批判「極めてひどい設計だ」
ルーカス・ディ・グラッシは、新しいF1のレギュレーションについて批判的な意見を述べるマックス・フェルスタッペンのコメントに賛同した。
フォーミュラEのチャンピオン経験者であるルーカス・ディ・グラッシ(ローラ・ヤマハ)は、F1の新しいマシンを声高に批判するマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のコメントに反応。2026年のF1マシンは「非常にひどい」設計になっていると疑問を呈した。
F1は今年、技術革新の一環として新しいパワーユニット(PU)を導入。MGU-K(運動エネルギー回生/モーター)はより強力になり、総出力のほぼ半分を占めるようになった。
この新しいルールは一部から批判を受けており、4度のチャンピオンであるフェルスタッペンは、エネルギー管理とエネルギー回生への依存度が高まったため、2026年のF1マシンは「ステロイドを投与されたフォーミュラE」だと表現した。
世界耐久選手権(WEC)のLMP1時代にアウディでレースをするなど、電気技術に関する経験が豊富なディ・グラッシは、電気技術を組み込むこと自体が問題ではなく、むしろルールがどのように構成されているかが問題だと考えている。
「F1のハイブリッドレギュレーションは極めてひどい設計だ」と、ディ・グラッシはMotorsport.comに語った。
「ハイブリッドシステムだけが悪いわけではない。FIAが定めたルール、そしてそのルールを定めたFIA内部の一部の人間に責任がある」
「そのルールの背後にある論理は分からないが、非常に奇妙なルールだ。F1の場合、マシンが非常に遅くなり、時には効率が悪くなったり、レースに適さなくなったりすることもある。それがドライバーが不満を感じている理由だ」
Oscar Piastri, McLaren, Andrea Kimi Antonelli, Mercedes, Esteban Ocon, Haas F1 Team, Alexander Albon, Williams, Sergio Perez, Cadillac Racing
Photo by: Mark Sutton / Formula 1 via Getty Images
ディ・グラッシはまた、フォーミュラEの技術ロードマップに従えば、最終的にフォーミュラEがパフォーマンスにおいてF1を上回ることが可能になると主張した。
フォーミュラEは来季、800馬力の出力を誇るGen4車両を導入する予定であり、将来的にはさらなるアップグレードも計画されているため、バッテリー開発が続けばフォーミュラEが世界最速のカテゴリーになる可能性があるとディ・グラッシは考えている。
「フォーミュラEは数年後には世界最速のマシンになるというのが僕の主張だ」
「第4.5世代、そして第5世代に向けて、しっかりとした改良を施していくかどうかは僕たちにかかっている。僕たちにはそのポテンシャルがあるんだ」
「では、フォーミュラEがF1よりもはるかに速くなったらどうなる? 世界最高のドライバーがフォーミュラEを運転するのだろうか?」
「マシンが速くなれば、人々はフォーミュラEのドライバーがようやくF1ドライバーより優れていると考えるようになるだろうか? それともF1ドライバーもここに来て(フォーミュラEの)マシンを運転するようになるのか?」
「もしかすると二つのプログラムを兼ねるかもしれない。フォーミュラEがウィンターシリーズに、F1がサマーシリーズになる。両方参加することも可能だろう。わからないけどね」
「当然、そういう流れになるだろう。それを支える政治的な力があるかどうかは分からない。だが当然ながら、フォーミュラEのマシンはF1よりはるかに速くなる」
「今年ではないかもしれないし、Gen4ではないかもしれないけど、Gen4から1、2年後(次のサイクル)には、モナコでフォーミュラEのマシンはF1より2、3、4、5秒速くなるかもしれない。4輪駆動とトラクションコントロールがあれば、きっとそうなるだろう」
2026年仕様のF1マシンをテストしたドライバーと話したことがあるかと問われると、ディ・グラッシはこう答えた。
「ああ、何人か話した。シミュレータで運転しているドライバーとも話したが、ルールがとても奇妙だ。一部のトラックでは多くの問題を引き起こす」
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