ノリス、MotoGP引退のロッシに心からのメッセージ「僕をレースの世界に引き込んでくれた」と感謝
ランド・ノリスは、MotoGP最後のレースに臨むバレンティーノ・ロッシに心からのメッセージを送ったと明かし、将来的に一緒にレースに出る話をしていることも明らかにした。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
マクラーレンのF1ドライバーを務めるランド・ノリスは、自分にとってのアイドルであり、今季限りでMotoGPを引退するバレンティーノ・ロッシと、将来的に共にレースに出る話をしていると語った。
今週末、F1はサンパウロでブラジルGPが開催されるが、MotoGPはシーズン最終戦をスペインのバレンシアで実施する。そしてこのレースが、MotoGPの生きるレジェンド、バレンティーノ・ロッシにとってMotoGP最後のレースとなる。
ノリスは以前からロッシへのリスペクトを公言しており、ロッシのアイコンである太陽や月をあしらったヘルメットを使用。カーナンバーもロッシの46番にちなんで4番を選択している。
ふたりは、2019年のMotoGPイギリスGPで初めて対面。以降、定期的に連絡を取り合っているという。そしてノリスは11月11日(木曜日)に、週末を前にロッシと”心のこもったやり取り”をしたと明かした。
「彼は昨夜、僕にメッセージを送ってきた。彼がキャリア最後のレースに臨むという理由でね」
どんなメッセージだったのかと訊かれたノリスは、それは自身が送ったメッセージへの返信だったと語った。
「それは、最後の週末を迎える前に僕が彼に送ったメッセージの返信だった。それは彼がMotoGPからいなくなるのは寂しいということや、彼が達成したあらゆることを祝福するという、心のこもったちょっとしたメッセージだったんだ」
MotoGPは引退するものの、4輪でレース活動を行なう可能性を示唆しているロッシ。ノリスは彼と共に何らかのレースに出たいと話した。
「僕たちは時々、話をしている。今でも何か一緒にやってみたいと思っている」
「彼はGTカーでのレースもしているし、アブダビ12時間やドバイ12時間にも参加している。彼は今でもレースが大好きで、バイクだけでなく、クルマのレースも好きなんだ」
「彼には少し時間ができたので、F1にも来てくれるかもしれない。まだ一緒にやってみたいことを計画しているところだ。それが実現することを願っている」
ロッシは、2022年にGTレースへの参戦を視野に入れているが、1月に開催されるガルフ12時間レース以外のプログラムについては明らかになっていない。
ノリスはロッシの引退について、彼がいなければ自分がレーシングドライバーになるという野心を持つことはなかっただろうと語った。
「悲しいね、彼がいなくなるのは寂しい。今でも、できるだけMotoGPのレースを見るようにしている」
「彼は僕が4~6歳の時から見ていた人で、僕をレースの世界に引き込んでくれたし、僕がバイクに乗るきっかけをくれたんだ」
「彼を見ていなかったら、レーシングドライバーになりたいという野心はそれほど大きくなかったかもしれないからね」
「寂しくなると思う。幸運なことに、シルバーストンでのレースで一度彼に会うことができ、MotoGPのレースにも行くことができた。MotoGPから彼がいなくなるのは寂しい。それは僕だけじゃないはずだ」
「彼を応援している何百万人ものファンも、そう思っていると思う。彼のキャラクターは、彼の最高の魅力のひとつだと思うからね」
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