アルファタウリ・ホンダ、カタールGPの縁石で予選までに3つのフロントウイングを失う
F1カタールGPで、アルファタウリ・ホンダは予選までに持ち込んだ7つのうち3つのフロントウイングにダメージを受けたという。しかし予選でフロントウイングを壊したガスリーは、同じ仕様のモノに付け替えることができるようだ。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダは、F1カタールGPの予選までに、7つ持ち込んだフロントウイングのうち、3つにダメージを負ったという。そのうち顕著なモノは、予選Q3の最終アタックで、ピエール・ガスリーがターン15で激しくフロントウイングを壊し、タイヤにまでダメージを負った一例だろう。
このガスリーのマシンのダメージは心配されたが、チーム代表であるフランツ・トスト曰く、同じ仕様のフロントウイングがまだ残っているため、グリッド上からスタートすることができるようだ。
ガスリーは予選Q3の1回目のアタックで、メルセデスとレッドブルに次ぐ4番手につけていた。そして2回目のアタックに臨んだが、ターン15の縁石にフロントウイングがひっかかり、激しく破損。その破片が右フロントタイヤを切り裂いてしまった。
ガスリーはそのアタックが成功していれば、メルセデスのバルテリ・ボッタス(3番手)にもっと近づけたはずだと悔しがると共に、アルファタウリのフロントウイングは、他チームのそれに比べて脆弱だと嘆いた。
しかしトスト代表は、縁石には問題ないため、ふたりのドライバーにはトラックリミットを尊重するように指示をしたと語る。
「縁石に問題はなかった。私は、他に何を言えばいいんだ?」
トスト代表はmotorsport.comの取材にそう語った。
「私はドライバーに、十分に注意しろ、トラックリミットを守れと言ったんだ。そうしなければ、タイムを抹消されてしまうことになるからね」
「私がテレビで見たのは、彼(ガスリー)がコースから少し外れ、非常に激しく縁石から外れたということだ。そのため、フロントウイングのエンドプレートが縁石に触れ、ウイング自体が外れ、右フロントタイヤが破損したんだ」
「それでも彼は素晴らしい仕事をした。彼は少しだけコースを外れてしまっただけだ。それがなければ、3番手にだってなれたかもしれない。とはいえ、彼は4番手だ」
アルファタウリは、カタールGPに7つのフロントウイングを持ち込んでいた。しかし縁石でダメージを受けた結果、日曜日を迎えた時点で、無事なウイングは4つしか残っていないという。
しかし幸いなことに、ガスリーは予選で使ったのと同じ仕様のフロントウイングを改めて装着することができるという。もし同じ仕様のモノが残っていなければ、彼は予選4番手という結果を無駄にし、ピットレーンからスタートすることを余儀なくされただろう。
「フロントウイングに問題はない。同じ仕様のモノがあるからね」
そうトスト代表は語った。
「つまり、彼は4番グリッドからスタートできるということだ。そしてレースで何が起きるか、それを見ていこうと思う」
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