唯一来季の進路が決まっていないジョビナッツィ、F1シートの残り1席を懸けて走る中で「プレッシャーはもちろん感じている」

アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィは、未だ2022年以降のドライバー契約が決まっていないことにプレッシャーを感じていると語った。

唯一来季の進路が決まっていないジョビナッツィ、F1シートの残り1席を懸けて走る中で「プレッシャーはもちろん感じている」

 2021年のF1シーズンも終盤に差し掛かり、来季以降のシートを手にしたドライバーは来る新規定導入に向けた準備を進めている。そんな中、今季F1で戦う20人のドライバーの内、唯一来季の進退が決まっていないアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)は、来季のドライバー契約という「プレッシャーを感じている」と認めている。

 多くのF1チームはサマーブレイク明けに次々と2022年のレギュラードライバーを発表。ジョビナッツィのいるアルファロメオはバルテリ・ボッタス(メルセデス)の加入を発表したが、そのチームメイトは未だ未定。20のF1シートのうち唯一未確定のアルファロメオの一席に誰が座るのかを巡り様々な噂が飛び交い、中でもFIA F2で速さを見せているアルピーヌ育成の周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)がその最有力だと言われてきた。

 またフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)からは、昨年F2でランキング2位となり、今季はアルファロメオではリザーブドライバーを務めるカラム・アイロットや、F2参戦中のロバート・シュバルツマン(プレマ)の名も挙がっている。

 無論、ジョビナッツィの名前も候補者リストの上位に連なっていることだろう。チームでの3年目を迎えた今季、ジョビナッツィは1発のタイムではチームメイトのキミ・ライコネンを圧倒し、ここまで17戦11勝という成績。母国イタリアGPとオランダGPの予選では自己最高グリッドとなる7番手を獲得している。ただ、17戦を終えてジョビナッツィの獲得ポイントはモナコGPでの10位入賞の1点のみと、予選結果がポイントに結びついていないのが現状だ。

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 喉から手が出るほどポイントを欲しているジョビナッツィは来季以降の計画について、F1以外での選択肢を検討しておらず、あくまでもアルファロメオ残留を第一目標に掲げている。

 来季以降の保証がないままF1を戦う心境をmotorsport.comに対して尋ねられたジョビナッツィは、プレッシャーは感じているものの自分自身ができることをするだけだと答えた。

「もちろん、簡単じゃない」と彼は語る。

「どのドライバーにその質問をしても、『簡単じゃない』って答えるだろうね。みんな来年何するか、ここ(F1)にいるかいないかを知りたがる。理想的とは言えないけど、僕にとってこういう状況はプレッシャーがそこそこかかるし、僕はベストを尽くすだけだ」

「9月も10月でも同じ状況だったから、僕は同じことを口にしてきた。僕は次のシーズンに何をするのかという問題を常に抱えていて、今年も同じことが起きただけだ」

「その問題は僕の範疇にないし、僕が決定を下せるワケでもない。僕にできることは、結果を出すこと。速く走って、チームがどのような判断を下すかを見るだけだ」

 またアルファロメオに関しては、アメリカのインディカーやIMSAなどに参戦するアンドレッティ・オートスポートが、アルファロメオF1チームを運営しているザウバーを買収するのでは、という噂も広がっている。アンドレッティのF1参戦が成功すれば、アンドレッティからインディカーを走るコルトン・ハータがF1に転向するのではないかとも言われている。

 この報道について聞かれたジョビナッツィはこう答えた。

「それも僕の範疇にないことだ」

「フレッド(フレデリック・バスール/チーム代表)に聞いてくれ。もちろん、(アンドレッティは)名門だ。でもそれ以上は知らないし、どうなるか見ているしかない。僕には何もできないよ」

 
 
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