ハミルトン、Appleと制作中の自伝映画は“憧れ”の「アイルトン・セナのドキュメンタリーみたいにできたら良いね」
ルイス・ハミルトンは自身の半生を描いた自伝映画を制作しているが、影響を受けたアイルトン・セナのドキュメンタリーのようなインスピレーションを与えられればと考えているという。
7度のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトンは、自身の半生を描いた自伝映画について、かつて彼自身がインスピレーションを得たアイルトン・セナのドキュメンタリー作品のようにしたいと語った。
昨年3月にApple TVとの共同作品として発表されたこの自伝映画プロジェクトは、ハミルトンの私生活にカメラが迫り、彼にまつわる著名人へのインタビューやアーカイブ映像も収録される予定となっている。
この作品にはハミルトン本人と2021年初頭から彼のスポーツ&メディアタレントマネージャーを務めるペニー・ソウが関わり、Box to Box FilmsとOne Communityによって制作されることが分かっている。
その他の詳細は不明だが、ハミルトンは1992年に製作された、3度のF1チャンピオンであるセナの人生を描いた52分間のドキュメンタリー「Racing Is In My Blood」の再現となることを望んでいる。
この「Racing Is In My Blood」は、当時マクラーレンのドライバーだったセナの幼少期、カート時代の成功、トールマンでのF1ルーキーイヤーの躍進を追ったモノ。セナの母国ブラジルでの私生活を映した貴重な作品としても注目された。
ハミルトンは、1992年に公開されたセナのドキュメンタリー映画が彼に与えた影響と同じように、自分のドキュメンタリー映画が若い人たちに影響を与えることを望んでいる。
Photo by: Ercole Colombo
ハミルトンは、自身の自伝ドキュメンタリーの進捗について次のように語っている。
「僕のドキュメンタリーはAppleとの共同制作で、普段とは違う感じがする。カメラが自分を追いかけているのは不思議な感じだよ」
「(ドキュメンタリーは)僕の人生に関するモノだ。子供の頃、僕に影響を与えたアイルトン・セナのドキュメンタリーみたいにできればと考えている。だから、新しくてフレッシュなモノにしたい」
「学校から帰ってきて、何かを夢見ている次世代の若い子どもたちに、影響を与えられる映画になると良いね」
「そして、これを観て自分も何か大きなことを目指したいと思ってくれたら良いね」
ハミルトンはまた、『トップガン マーヴェリック』の制作陣が手掛けるF1を題材としたハリウッド映画にもプロデューサーのひとりとして関与。F1を正しく映画で描くために脚本の内容を改善する上でサポートしたり、キャストの起用にも携わっている。
このF1映画は、まだタイトルは明らかになっていないもののイギリス・シルバーストンを拠点に制作が開始され、主演のブラッド・ピットがドライブするFIA F2レベルの特注マシンが用意されている。そして、ピット演じるベテランドライバーが、新進気鋭の若手F1ドライバーを指導していくという筋書きになるようだ。
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