ハミルトン、世界で広がる人種差別の抗議活動に「F1界がもっと反応すべき」と警鐘

ルイス・ハミルトンは、人種差別に関する世界的な抗議活動が起こっている中で、F1ドライバーたちが皆沈黙を守っていることを批判した。

ハミルトン、世界で広がる人種差別の抗議活動に「F1界がもっと反応すべき」と警鐘

 5月25日、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスにて非武装の黒人ジョージ・フロイドが警官警官によって殺害された事件に端を発し、現在全米を中心に世界中で抗議活動が起こっている。

 これには数多くの著名人やスポーツ選手も反応しており、抗議活動や#BlackLivesMatter運動を支持する者も多い。これには、F1でただひとりの黒人選手であるルイス・ハミルトン(メルセデス)も含まれている。

 ハミルトンはインスタグラムへの投稿を通して、沈黙を守っているF1業界に疑問を投げかけた。

「こういった不当な行為が行なわれている中でも、あなた達はまだ沈黙を守っている」

「白人が支配しているこの業界の誰からも反応がない。僕はただひとりの黒人だけど、孤立してしまっている」

「そろそろみんな何が起こっているかを把握して、何か発言をすると思っていた。でも僕たちに寄り添うことはなかった」

 現在ではハミルトンと同郷のランド・ノリス(マクラーレン)も、自身のTwitchのプロフィール欄に#BlackLivesMatter運動を支持する旨のメッセージを記している。

 平和を願って抗議する人々を支持しているハミルトンだが、彼はこう付け加えた。

「僕たちの“リーダー”が変わるまでは、平和はあり得ないだろう」

「それはアメリカに限った話ではない。イギリスでも、スペインでも、イタリアでも同じことだ。マイノリティの扱い方を変えるべきだ。平等、人種差別、階級主義、そして僕たちが皆同じであることについて教育しなければいけない」

 ハミルトンは以前からモータースポーツにおける多様性について発言しており、4月には「状況が悪化している」と語っていた。さらに昨年6月には、F1の首脳陣と協力し、このスポーツの枠組みを変えたいとも発言していた。

「僕はF1やFIAと協力し、何とかしてF1の形を変えたいと思っている」とハミルトンは語った。

「大学生やエンジニア、メカニック、そしてメディアでさえも、もっと多様なバックグラウンドからやってきてもいいと思っている」

「今日までこのような状態が常だったけど、今はその形を変えることができるチャンスだと思っている」

「だから20年後に振り返ってみたい。そして僕がそれを変えるために一役買ったのだと、誰かが噂するかを見てみたい」

 

Read Also:

シェア
コメント
近づくF1再開。リカルド、長期休暇明けのレースで“カオス”の発生を予測

前の記事

近づくF1再開。リカルド、長期休暇明けのレースで“カオス”の発生を予測

次の記事

アイルトン・セナが”ライオン”を飼い慣らした日:1992年F1モナコGP

アイルトン・セナが”ライオン”を飼い慣らした日:1992年F1モナコGP
コメントを読み込む