ハミルトン、スペインGPで予選トップ10を逃す危機?「簡単な戦いにならないのは明らか」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、マシンを一晩で大幅に改善することができなければ、F1スペインGPの予選でトップ10入りを果たすのは難しいだろうと考えている。
写真:: Jake Grant / Motorsport Images
ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、F1スペインGPの初日を厳しいポジションで終えた。彼曰く、土曜日までにマシンを劇的に改善することができなければ、予選でQ3に進出することすら難しいだろうと語った。
F1モナコGPで大規模なアップデートを投入したメルセデス。しかしモナコGPの舞台であるモンテカルロ市街地コースは、特殊なコースであるため、そのアップデートの効果を正確に把握することはできなかった。
今回のスペインGPは、そのアップデートの効果が試される最初の機会と言える。しかしその初日FP2で、ハミルトンはトップタイムだったレッドブルのマックス・フェルスタッペンから0.642秒遅れの11番手に終わった。
ハミルトンは、予選Q3に確実に進出するためには、土曜日に向けて多くの作業が必要だと語った。
「今日のペースから考えると、トップ10に入るのは、今の自分にとっては難しいことだと思う」
そうハミルトンは語った。
「だけどうまくいけば、一晩でいくつかの変更を加えることができるだろう」
「5番手から10番手まで、僕らは非常に近いところにあると思う。周りの誰もが改善を遂げているのを見るのは、印象的なことだ」
「(エステバン)オコンを見ると、アルピーヌは素晴らしい成績を収めている。アストンマーチンがレッドブルに次ぐ2番手であることが分かった。これは本当に印象的なことだ。だから、簡単な戦いではないのは明らかだ」
一方でチームメイトのジョージ・ラッセル(FP2で8番手タイム)は、メルセデスが置かれている状況には楽観的な姿勢を見せている。
「僕らは金曜日にはそれほど強くないのは分かっている」
そうラッセルは語った。
「土日には少しずつ前進できることが多い。でもそれは正しい方向性だ」
「でも、僕らは自分たちの場所にいる。多くのチームがマシンにアップデートを投入している。僕らが突然大成功できるだなんて、予想もしていなかった」
「僕らは得られた情報からできる限りのことを学び、明日に向けて前進する必要があるだけだ」
しかしラッセルは、アルピーヌが脅威になる可能性があることを認めている。
「アルピーヌは本当に強そうだと思う」と、ラッセルは言う。
「したがって僕ら、フェラーリ、アルピーヌの間では、おそらく厳しい戦いになるだろう。それから今日本当に速かったニコ(ヒュルケンベルグ/ハース)もいるかもしれない。彼らがどこからやってきたのか分からない」
「しかしマイアミではケビン(マグヌッセン/ハース)が、僕らよりも前で予選を通過したと思い。でも、日曜日には状況が変わった」
「明日が素晴らしい1日になるとは思っていない。でも、日曜日は土曜日よりも良い日になると、僕は確信している。それが、僕らが準備していることだ」
ハミルトンも、ロングランよりも1周アタックの方で苦戦していることに同意した。
「ロングランのペースは悪くなかったと思う」
そうハミルトンは言う。
「僕らは、どうすれば1周でより多くのパフォーマンスを引き出すことができるか、その方法を理解できるように取り組む必要があるんだ」
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