トップに立つ者は常に疑われる……ペナルティで優勝逃したハミルトンがFIAに恨み節

F1ロシアGPで10秒ペナルティを受けたルイス・ハミルトンは、FIAが“レースをエキサイティングに保つため”にルールを変えたと感じている。

トップに立つ者は常に疑われる……ペナルティで優勝逃したハミルトンがFIAに恨み節

 F1ロシアGPでポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)は、レース前に行なった2回のスタート練習がF1レースディレクターのマイケル・マシによって指定された場所ではなかったとして、5秒のタイムペナルティをふたつ、すなわち10秒のペナルティを受けてしまった。

 これによりレースをリードしていたハミルトンはピットストップ時に10秒静止せなばならず、大きくタイムロス。最終的に3位でフィニッシュした。

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 ハミルトンはレース後、スチュワードが「僕を止めようとしている」と主張し、ペナルティを“馬鹿げたもの”だと表現した。彼には一時ペナルティポイントも2点加算されていたが、これは後に取り消されている。

 今回の裁定を受けて、自分が狙い撃ちにされているように感じるかと尋ねられたハミルトンは、自分自身というよりも、F1を席巻しているようなチームやドライバーであれば誰でも、こういった裁定の影響を受けやすいと語った。

「必ずしも僕に(狙いが)向けられているとは思わない」とハミルトン。

「おそらく大抵のチームは、トップに立った時に疑いの目をかけられるだろう。マシンに搭載されているもの全てが、ダブルチェック、トリプルチェックされるんだ」

「ルール変更というものは、レースをもっと盛り上げ続けるために行なわれるんだと僕は予想している」

「今日のようなことが関係しているかどうかは分からないけど、さっき言ったようなことは当然感じているんだ」

「僕たちは困難な中で戦っているように感じるけど、それでいいんだ。これまで逆境に直面したことがないわけではないしね」

「だから僕たちは冷静になって戦いを続け、より良い仕事をしながら完全にクリーンであり続けようとしている」

 メルセデスはF1がパワーユニット時代に移行した2014年から6シーズン連続でダブルタイトルを獲得しているが、その過程で数々のレギュレーション変更に直面している。2017年には空力レギュレーションの大幅な見直しが行なわれ、その結果フェラーリとの差が縮まり、タイトル争いが白熱した。

 2019年にも空力ルールがいくつか変更されたが、これもまたメルセデスのアドバンテージを削ることが目的だったとみられている。また最近では、現行の予選の代わりにリバースグリッドによるスプリントレースを行なう案が浮上するなど、“メルセデス封じ”のためのさらなる改革が検討されている。

 

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