VSフェルスタッペン、今後もクラッシュは起こる? 「あの動きは変えない」とハミルトン回顧
ルイス・ハミルトンはF1イギリスGPで発生したクラッシュについて、仮に同じ状況が繰り返された場合でも、全く同じように行動するだろうと語った。
Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B, Lewis Hamilton Mercedes W12
Glenn Dunbar / Motorsport Images
F1第10戦イギリスGPで発生したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)のクラッシュ。このインシデントは第11戦ハンガリーGPを前にレッドブルからFIAへ再度抗議が行なわれたが、これは却下され、ひとまずの終結を迎えた。
イギリスGPではクラッシュの責任を問われ、10秒のタイム加算ペナルティを科されたハミルトンだが、仮に同じ状況になったとしても、自身は全く同じ行動をとっただろうと語った。
「僕の動きに関してだけど、恐らくあの時実際にしたのと全く同じ動きをするだろう」と、ハミルトンは言う。
「このインシデントをどう振り返ったのか、そしてどう分析したのかという観点からも、そして僕が持つ多くの経験からも、僕はあの動きを変えないだろう」
またハミルトンはイギリスGP後半で、フェルスタッペンと接触したコプスでシャルル・ルクレール(フェラーリ)をオーバーテイクした。ここではルクレールがアウト側に退いたこともあり事故などは起こらなかったが、ハミルトンがとったラインはフェルスタッペンを相手取った際のそれとは異なって見えたため、ハミルトンがどのようなアプローチでそれぞれコプスに進入したのかは興味深い。
しかしハミルトンはこのふたつの動きについて説明するエネルギーは無駄だとして、説明する必要はないと語った。
「僕としてはそのふたつは間違いなく説明できるけれど、するつもりはない」
「僕は20年以上もレースをしてきているんだ。どうやってコーナーを抜けてオーバーテイクをするのかは分かっている。そしてその説明のためにエネルギーを無駄遣いしたくない。ただ皆が完全に理解するのは難しいだろう」
またハミルトンには、レースをフィニッシュした後の振る舞いが無礼なものだったとの批判がレッドブル側から寄せられていた。しかし彼は謝る必要はないと改めて語った。
「僕らの振る舞いが無礼だったとは思っていない」
「以前も話したように、何が起こったかを知って祝うことと、知らずに祝うことは別だ。そして僕は(フェルスタッペンの病院での検査については)気づいていなかった」
「ただイギリスGPは僕の母国戦で、結果を得るために皆が本当に一生懸命に作業をしてきたんだ。去年は無観客だったから、ファンの皆と接することができたのは記憶に残る瞬間だったし、感情がとても高ぶっていた」
「わざと喜んだとかではないんだ。多くのひとが共に祝ってくれているのを見て喜びを感じただけで、これは自然な感情だ。僕は自分の感情を隠すつもりはない。そうした沢山のひとを見るのは素晴らしい感覚だった」
またハミルトンはレース後、フェルスタッペンに電話をかけたものの、状況に対する見方は隔たれたままだったという。
「レースの後、マックスに大丈夫かを確認する電話をしたんだ。そして彼に対して今もリスペクトの気持ちがあることを伝えた」
「結局僕たちの見解は一致しなかったかもしれないけど、それは問題ない」
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