メルセデス、フロントロウ独占は狙えた? 7番手ハミルトン、DRSトラブルでアタック完遂できず
ルイス・ハミルトンは、F1ハンガリーGP予選でメルセデスのフロントロウ独占を狙えると感じていたものの、DRSの不具合でその望みは打ち砕かれてしまった。
Lewis Hamilton, Mercedes W13
Andy Hone / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1ハンガリーGP予選でQ3に進出。だがポールポジションを獲得したチームメイトのジョージ・ラッセルとは対照的に、セッション後半でタイムアップできず7番手に終わった。
ハミルトンはDRSに不具合が発生。万全の状態でアタックできなかったのだ。予選を終えたハミルトンは、フロントロウを争うチャンスがありながらも、アタックを完遂できなかったことに悔しさを滲ませた一方で、ラッセルに祝福の言葉を贈った。
「初めてのポールポジションを獲得したジョージ、おめでとう! 素晴らしい気分だし、チームとしても大きな意味を持っている」
そうハミルトンは語った。
「どこからそんなペースが手に入ったのかは分からない。どこからともなくって感じだけど、とてもポジティブだよ」
「明日は彼をサポートするためにできることをするし、彼はこのコースであのポジションからなら勝てるはずだ。僕も上を目指して頑張るよ」
メルセデスにとって、フロントロウ独占は可能だったと思うかと訊かれると、ハミルトンは「確実にね」と答えた。
「これまで苦労してきたのに、フロントロウを争うことができなくて悔しいのは確かだけど、また別の機会もあるはずだ」
ハミルトンは金曜日のフリー走行を終え、前戦フランスGPとマシンの感触が一変していることに困惑していた様子だったが、予選で突然ペースが良くなった理由も理解できていないと認めた。
「僕らのレースペースが今、どこでどうなっているのか分からないんだ」と彼は語った。
「昨日は遅かったけど、もしかしたら突然何かを見つけたのかもしれないし、そうだとしたら素晴らしい。僕たちふたりともがそうなら、明日は本気でアタックできるはずだ」
「マシンは一昼夜で変わったんだ。僕たちは一晩でたくさんの仕事をしたし、ファクトリーのみんながシミュレータでたくさんの作業をしてくれた。FP3ではその成果を感じることができなかったが、予選ではレーシーなフィーリングだったんだ」
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