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新型コロナから復帰のハミルトン「まだ体調は100%ではないけど……」

メルセデスのルイス・ハミルトンは、新型コロナウイルス感染から復帰しアブダビGPに挑んでいるが、まだ”100%”ではないと感じているようだ。

Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1

Steve Etherington / Motorsport Images

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、新型コロナウイルスに感染したことにより前戦サクヒールGPを欠場。しかしその1週間後にも関わらず陰性判定を受け、アブダビGPで復帰することになった。

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 そのアブダビGPの予選でハミルトンは、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、メルセデスのチームメイトであるバルテリ・ボッタスに次ぐ3番手となった。

 予選を終えたハミルトンは、F1マシンに戻ることができて「とても感謝している」と語ったが、「100%ではなかった」とも述べた。

「苦しみ、何かを失った人について、本当に感じることができるし、そしてそれがどんなモノだったのかを理解することができる。これは本当に厄介なウイルスなんだ」

 そうハミルトンは語った。

「僕はまだ100%の体調じゃない。まだ肺に、少し違和感を感じている」

「でも、片方の手に力が入らなくても、僕は普通ならドライブする。それが、僕らがレーシングドライバーとして行なっていることだ。幸いなことに、そうはなっていない」

「体調的には間違いなく、簡単なレースにはならない。でも僕が持っている力をマネジメントし、全てを絶対に発揮するつもりだ」

 ハミルトン曰く、陽性判定を受けた後の1週間は、バーレーンのホテルの自室でほぼ寝たきりだったという。そして闘病の結果、万全な体調の時と比較するとエネルギーが不足しているように感じており、実際に体重が減ったことも明かした。

「全体的なエネルギーが不足している」

 そうハミルトンは語った。

「症状のひとつは、本当に体力が消耗してしまうということだ。できるだけ眠ろうとしても、体調回復は以前ほど簡単じゃなく、その週にはかなり体重が減った」

「さっきも言ったように、僕が前にレースした時と100%同じではなかった」

「でもそのことは、僕が明日のレースで全てを発揮するのを妨げることにはならない」

 ハミルトンは0.086秒差でポールポジションを逃した。ただ、予選Q1のターン20でコースオフした際にフロアにダメージを受けたが、これが大きな要員になったわけではないと語った。

「少しダメージを受けていた」

 そうハミルトンは説明する。

「週末を通じて、そこで飛び出してしまったのは初めてだった。そしてフロアに少しだけダメージを受けてしまった」

「でもそのダメージがなかったからと言って、僕がポールポジションを獲得できたとは思わない。それが良いことでなかったのは間違いないけど、チームはその応急処置をするために、素晴らしい仕事をしてくれた。そしてこの後、ひと晩かけて修復してくれるはずだ」

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