メルセデス、ハミルトンの今の最優先事項は「まずは健康になること」

メルセデスのトト・ウルフ代表によれば、ルイス・ハミルトンは軽度の新型コロナウイルス感染症の症状に苦しんでいるという。

メルセデス、ハミルトンの今の最優先事項は「まずは健康になること」

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、バーレーンGPに優勝した翌日朝、新型コロナウイルスの軽度な症状を感じた。そのため検査を受けたハミルトンは陽性だと判定されたため、今週末のサクヒールGPを欠場することになった。

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、ハミルトンにとっての現時点での最優先事項は、体調を回復させることだと語った。

「彼の現在の最優先事項は、まず健康になることだ」

 ウルフ代表はそう語った。

「彼がコース上で起きていることを、逐一把握していたいかどうかは分からない。でも、もし気分が悪いならば、レースの優先度はその次だ」

 ウルフ代表曰く、新型コロナウイルス陽性と判定された最初の数日は「重要」だったが、症状は「比較的軽度」だったという。

 ハミルトンはバーレーンでのレース前に、家族と共にドバイへ旅行。バーレーンの近隣国ではあるものの、その際に新型コロナウイルスに感染したと思われる。

 ハミルトンはドバイに行くための許可を得ていたのか、そしてレースに参戦できないことについて不満に思っているかと尋ねられたウルフ代表は、ハミルトンが採っていた予防策を考えれば、感染してしまったことは運が悪かったと語った。

「ルイスは許可を取る必要はないんだ」

 そうウルフ代表は言う。

「彼は自分が好きなモノに乗り、飛行機でどこにでも行くことができる。彼は自分にとって何が良いのか、最もよく知っている人物だからね。彼は大人の男だ。これは決して問題になることはなかった」

「新型コロナウイルスは、どこで感染するのか分からないモノだ。マリオ(イゾラ/ピレリのカーレーシング責任者)にどこで感染したのかを聞いても、彼は分からないと言うだろう。感染してしまったのは、残念なことだ」

「彼は自分自身のことに、十分気を遣っていた。そしてドバイに行ったんだ。彼はずっとマスクを着けていたのに、それでも新型コロナウイルスに感染し、戻ってきた。こういうことは起きてしまうモノなのだ」

 ハミルトンは10日間自己隔離する必要があるため、シーズン最終戦のアブダビGPに出走できるかどうかは微妙な状況だ。

 ウルフ代表は、ハミルトンがアブダビGPに出場するためにサーキットに行くことは可能であると感じたものの、検査で陰性判定を得られるのがいつになるかは分からないと語った。

「ハミルトンが戻ってくれば、非常にポジティブなことになるだろう」

 そうウルフ代表は語った。

「しかしとにかく、状況を見守る必要がある。しかし中には、症状を訴えてから長い間陽性と判定されたアスリートもいる」

「とにかくこれは、FIAが調査する必要のあるモノだ」

 なおハミルトンは、まだメルセデスとの来季以降の契約を締結していない。今回新型コロナウイルスに感染したことで、その交渉にどんな影響が及ぶのか? そう尋ねられたウルフ代表は、次のように語った。

「彼が完全に回復するまで、タイムラインは延長されている」

 そうウルフ代表は語る。

「我々は、それを成し遂げる必要があることを知っているし、お互いのことをよく理解し合っている」

「今の最優先事項は、体調が回復し、陰性に戻ることだ。その後で、サインするために会うべきかどうか検証することになる」

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この記事について

シリーズ F1
ドライバー ルイス ハミルトン
チーム メルセデス
執筆者 Luke Smith