ハミルトン、トラブルでF1オランダGP初日20周しかできず……「ライバルたちから一歩遅れている」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1オランダGPのFP2でトラブルによりコース上でストップしたことで、ライバルたちに対して後手に回っていると語った。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1第13戦オランダGPのフリー走行1回目でトップタイムをマークしたものの、赤旗中断により走行時間が失われ、ハミルトンは17周しか走行できなかった。
その後のフリー走行2回目では、ハミルトンは1周タイム計測を行なったところでマシンのパワーが落ちてしまい、コース上でマシンストップ。わずか3周で、早々に走行を切り上げることになってしまった。
チームは後に、オイルシステムに異常な挙動が生じたため、停止を指示したことを確認している。ハミルトンはこのセッションで、今季1基目に導入したパワーユニット(PU)を使用しており、これは最も走行距離が多いPUだったようだ。
ハミルトンは、チームメイトのバルテリ・ボッタスが問題なく走行を終えたため、走行時間のロスは「世界の終わりではない」と感じているが、ライバルたちから一歩遅れていることを認めた。
「今朝(FP1)は赤旗が出ていたから、20分ほどしか走れなかったんだ」とハミルトンは語った。
「だから当然、僕たちは後手に回ることになる。でもバルテリはいいセッションをしていたようだから、明日は少しでも時間を取り戻せるといいね」
「(FP1での)フィーリングはそれほど悪くなかった。FP2に向けていくつかの変更を行なった。それで1周しかできず、その変更が良かったのか悪かったのか判断するのはとても難しい」
「でも、先ほど言ったように、バルテリがたくさん走ってくれた。ロングランから、たくさんのデータ分析ができる」
ハミルトンは、ボッタスとの間で「ほとんどの時間、セットアップに大きな差はなかった」と付け加え、FP3で失った走行時間を取り戻すことができると自信を持っている。
ザントフールト・サーキットでF1グランプリが開催されるのは36年ぶり。F1開催に向けて様々な改修が行なわれているが、ハミルトンはこのコースで、2005年にマスターズ・オブ・F3に参戦して優勝しており、ジュニア・カテゴリー時代の思い出が蘇ると語った。
「このコースは壮大で、本当に素晴らしい」
「最初にコースインした時、本当にたくさんの思い出が蘇った。F3で走っていた時からその素晴らしさを知っていたけど、F1で走るとクレイジーだ」
「ターン7を通過するときのスピードは、リアル・レーシングサーキットだ」
「興味深いのは、ここではオーバーテイクはできないだろうということだ。というのも、ここはハイダウンフォースで、超高速コーナーが多いから、おそらく追い抜くことはできないだろう」
「決勝で良い戦略があることを期待している」
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