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「5秒ペナルティは重すぎる」メルセデス代表、アルボンと接触のハミルトンを擁護

メルセデスのトト・ウルフ代表は、F1開幕戦オーストリアGPでルイス・ハミルトンに与えられたペナルティは厳しすぎると考えている。

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W11 EQ Performance, battles with Alex Albon, Red Bull Racing RB16

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

 F1開幕戦オーストリアGPで、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)との接触による5秒のタイムペナルティが響き表彰台を逃したルイス・ハミルトン(メルセデス)。メルセデスのトト・ウルフ代表は、この裁定が厳しすぎると感じている。

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 レース終盤に2番手を走行していたハミルトンは、セーフティカー明けにアルボンからの追撃にあい、ターン4で2台並んだが接触。アルボンはスピンしてしまった。

 スチュワードがこの件について調査した結果、インシデントの責任はハミルトンにあり、アルボンに対してもっとスペースを与えるべきだったと判断し、5秒ペナルティの裁定を下した。

 だがウルフ代表は、ハミルトンが既にステアリングをいっぱいまで切っていたため、他にできることはなかったと語り、彼を養護する姿勢を見せた。

「スチュワードは常に正しい判断を下すのが難しい立場にある」とウルフは言う。

「今日はルイス、そしてチームにとって良くない1日になった」

「彼はレース前、(予選での黄旗無視による)3グリッドの降格ペナルティを受けた。それはレッドブルが別のカメラアングルからの映像を提出したためで、我々は冷静に受け止めなければいけない」

「それからレースでは、あくまで私個人の見解ではあるが、5秒ペナルティというのは厳しすぎると思った。我々も何度かその時の映像を見たんだ」

「ルイスはコーナーでステアリングをいっぱいまで切っている。アルボンにはコースの約40%がスペースとして与えられていたし、ルイスがアルボンに押し出された1周目とは状況が異なっていた」

「だから個人的には、(ペナルティが)正当ではないと思った。ただ(スチュワードの)仕事の複雑さ、正しい判断をすることの難しさは認識している。裁定に賛成する人もいれば、反対する人もいるんだ」

 アルボンはレース後のインタビューの中で、レース中はF1初優勝のチャンスがあると感じていたと話していた。ハミルトンとアルボンが接触するのは昨年のブラジルGP以来2度目で、その際もハミルトンが5秒のタイムペナルティを受けている。

 

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