ハミルトン、僚友ボッタスとの大きなポイント差は「彼の”不運”も影響している」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、チームメイトのバルテリ・ボッタスとの差が開いたのは、ボッタスの運が悪かったことが一因だと考えている。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1第14戦トルコGPで優勝。これにより、110ポイント差となったランキング2番手のチームメイト、バルテリ・ボッタスの逆転が不可能となり、3レースを残してハミルトンが自身7度目のドライバーズチャンピオンに輝いた。
すでにシーズン10勝を記録しているハミルトンに対し、ボッタスはわずか2勝に留まっており、ハミルトンに対抗できていない。
2009年のF1王者であるジェンソン・バトンは、自身を脅かすような強力なチームメイトがハミルトンには必要だと考えているとmotorsport.comに語っていた。
しかしハミルトンは、今週末のバーレーンGPを前にボッタスを称賛し、ボッタスが年々強くなっていると話した。
「メディアは、ボッタス”2.0”についてコメントしていたけど、本当にその通りだよ」
「毎年、彼は様々な分野でハードルを上げようと努力しているのが分かる」
「今年は現時点でポイント差があるとはいえ、予選セッションの多くを見てみると、その差はわずかだった。彼はすでに予選での差を縮めることを成し遂げたし、予選はかなりチャレンジングなものになっている」
「決勝レースでは当然ながら、一貫性があったからこそ違いが生じたことが分かるだろう。でもレースウィークエンドを通して見てみると、かなり僅差だったんだ」
「もちろん(1位と2位の間には)7ポイントの差があるわけだけど、一貫性があればそれが積み重なっていくことになる」
「今年のバルテリは信頼性の問題で不運だったから、実際よりもさらに大きいギャップになっているんだ」
ボッタスはイギリスGPでタイヤトラブルに見舞われノーポイント。イタリアGPでもマシンのダメージに悩まされて5位に終わった。
さらにアイフェルGPでは、ボッタスがポールポジションからレース序盤をリードしていたが、パワーユニットの不具合によりリタイア。エミリア・ロマーニャGPではデブリを拾ってしまい、1周あたり1秒近くパフォーマンスを失った。
トルコGPでも、ボッタスは1周目にエステバン・オコン(ルノー)との衝突でダメージを負い、それが14位でのフィニッシュの一因となった。
ハミルトンは、ボッタスは簡単に立ち向かうことができるドライバーではなかったと認めた。
「バルテリに敬意を払うべきだという話をする時は、彼が誰を相手にしてドライブをしているかを忘れてはいけないと思う」
「僕のチームメイトになるのは簡単なことじゃない。だけど、彼はいつも同じメンタリティを保っているんだ。彼は決して不平を言ったり、クルマの調子が悪いことに文句を言ったりしない。いつも『もっと良い仕事をしなければならない』と思っているんだ」
「そんなドライバーは他にいないし、それが僕たちの共通点だと思うんだ」
「僕たちは週末に新鮮な気持ちで臨むことができる。精神的にも、彼はF1で最も強いドライバーの1人だと思う」
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