タイトル決定阻止はおろか、自身最悪の結果に。ボッタスのトルコGPは”散々”
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、1周目にマシンにダメージを負い、レース中6回もスピンを喫したトルコGPを”散々”だったと振り返った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、チームメイトであるルイス・ハミルトンのタイトル決定を阻止するべく、F1トルコGPに挑んだ。
ボッタスがハミルトンの載冠を阻止するためには、8ポイント以上多く獲得しなければならなかった。しかし、ハミルトンが優勝したのとは対照的に、ボッタスは14位。今季最悪の結果に終わり、ハミルトンの2020年ドライバーズタイトル獲得が決定した。
ボッタスは1周目のスタート直後、前を行くルノーのエステバン・オコンがスピンしたのを避けようとした際にスピン。さらに同じく1周目のターン9では、オコンと接触することになり、ふたりは再びスピンを喫した。
この接触によりボッタスのマシンにはダメージが及び、ステアリングのアライメントが狂ってしまったという。その結果、その後のドライビングは非常に難しいモノになったようだ。
結局ボッタスは、その後4回にわたってスピン。さらにハミルトンには周回遅れにされてしまった。
今回のレースがどれほど難しいモノだったのか? それについてボッタスは、受けたダメージにより散々なレースになってしまったと語った。
「最初のコーナーでスピンしてしまった。僕はルノーがスピンしたのを避けようと思ったんだ。その後、同じ周のターン9で接触してしまった」
ボッタスはそう語った。
「マシンは正しいバランスじゃなかった。ストレートでは、左に進んでいるような感じだったんだ。そして左コーナーではマシンの挙動が一定じゃなくて、そして滑ってしまっていた」
「それは、本来の姿じゃなかった。厄介なレース、散々なレースだった」
「今日の僕は失うモノは何もなかったから、できる限りプッシュしようと考えていた。後方に下がってからも、できる限りプッシュしようとしていたけど、ミスを犯してしまった。ダメージも確かにあったけど、かなりトリッキーな状況だった」
「これまでのF1のレースの中でも最も難しいレースだったし、結果も最悪だった」
スタート直後のターン1でスピンしたことで、ボッタスは最後尾までポジションを落とすことになった。しかし、ウエットコンディションに苦しむライバルたちを尻目に、ボッタスはすぐにポジションを回復することができた。そんな中、ターン9でオコンのインを攻めすぎた結果、接触してしまうことになった。
「ターン1でスピンして、最後尾まで落ちてしまった。でもかなり早く、隊列に追いつくことができた」
そうボッタスは説明した。
「だからターン8の時点で、僕は他のマシンの真後ろにつけ、ターン9に挑むことができた」
「でも、ロックアップしてしまった。ターン9のイン側には水が多く溜まっていた。見た目には、それほどでもなかったのにね」
「ちょっと熱心に攻めすぎてしまった。おそらく、攻めすぎたんだと思う。そしてロックアップし、ルノーの1台にぶつかってしまった。それだけだよ」
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