速報ニュース

F1 トルコGP

珍しく感情をあらわにしたハミルトン。チェッカー目前、彼の脳裏によぎったもの

F1トルコGPで優勝し2020年のタイトルを確定させたルイス・ハミルトンは、最終ラップに過去のありとあらゆる感情が脳裏を駆け巡ってきたと語った。

Alex Kalinauckas

Alex Kalinauckas

公開日時: 2020/11/16 9:23

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1, 1st position, arrives in Parc Ferme after securing his 7th world drivers championship title Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1, climbs out of his car after winning the race, to take his 7th World Championship title

 F1トルコGPは雨で混沌とした展開となったが、結果的にルイス・ハミルトン(メルセデス)が独走でトップチェッカー。自身7度目となるドライバーズタイトルを確定させた。

 メルセデス勢は週末を通してイスタンブール・パーク・サーキットの滑りやすい路面に苦戦しており、雨の中行なわれた予選でもレーシングポイント勢やレッドブル勢の後塵を拝し、ハミルトンは6番グリッドからのスタートとなっていた。そしてレース序盤は、快調に飛ばすトップのランス・ストロール(レーシングポイント)に対して一時は24秒もの差をつけられるなど、ハミルトンの勝利は厳しいかと思われた。

 しかし最終的には、インターミディエイトタイヤで最後まで安定したペースを記録したハミルトンが他車を圧倒。2位のセルジオ・ペレス(レーシングポイント)に31.633秒の差をつける圧勝劇だった。これでミハエル・シューマッハーの歴代最多記録に並ぶ7度目のドライバーズタイトルを決めたハミルトンだが、フィニッシュラインを越えた彼は感極まっていた。

Read Also:

 そのことについてレース後の記者会見で尋ねられたハミルトンは、次のように答えた。

「自分の感情をコントロールできなくなることは滅多にない。最後の数周、僕たちはピットに入るかどうか議論をしていたけど、その時も『頑張れ、ルイス。君は(タイトルを)手にするんだ』と自分に言い聞かせていたんだ」

「その瞬間が近付いてきているのを感じていたし、今の順位でフィニッシュすれば、チャンピオンになれることも分かっていた」

「だから色んな感情が駆け巡っていて、僕はそれを止めようとしていた。5歳からカートに乗っていて、イギリス選手権で初めて優勝した時、父と帰りの車中で“We Are The Champions”を歌いながら、ここに来る事を夢見た……そんな僕のこれまでのキャリアが思い出されていたんだ」

「そしてここに辿り着いて、(記録が)目の前にある。簡単に受け入れられるものじゃなかったよ。ラインを越えた時、色んなものが押し寄せてきて涙が溢れ出てきた。インラップの間ずっとだ」

「本当に信じられなくて、しばらくクルマから出ることができなかったんだ」

「僕はこれまで強さを見せられたと思うけど、これは僕を支えてくれた偉大な男、父がいなければできなかったことだ。力が足りないと思った日も、うまくいかないと思った日も、彼が側にいて励ましてくれた」

「僕は彼のことを考えていた。そして母のことも、義理の母のリンダのことも、そして兄弟のことも……皆僕の側にいてくれた人たちだ」

 チェッカーを受け、パルクフェルメへと到着したハミルトンは、しばらくコックピットに留まり、ヘルメット越しに手で顔を抑えた。その後、過去何度もタイトルを争ったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、そしてペレスの祝福を受けるとようやく立ち上がり、ヘルメットを脱いだ。

 このシーンについてハミルトンは、「バイザーを上げて泣いているところを見られたくなかった」と説明。「僕はいつも絶対に涙を見せないと言っているからね!」とジョークを飛ばし、さらにこう続けた。

「これまで色んなドライバーが泣いているのを見てきているから『僕はあんな風にはならない!』と思っていたけど、ちょっと酷かったね」

 最後に、インターミディエイトに交換した後どのようにして他車とのタイムを縮めていったのかと聞かれたハミルトンはこう答えた。

「今日の鍵になったのは、僕の持っている知恵を出し切ったことだ」

「そしてとにかく走り続けて、どんどん速くなっていき、それで自信もどんどんついてきたんだ」

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ハミルトンはスポーツ史の偉人たちに肩を並べた……メルセデス代表、偉業に誇り

次の記事 タイトル決定阻止はおろか、自身最悪の結果に。ボッタスのトルコGPは”散々”

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Alex Kalinauckas



雨のF1開幕戦で浮き彫りとなった、エンジニアとのコンビネーションの重要性。ストロールの6位がそれを物語っている!

F1

F1

オーストラリアGP

2025/03/20

雨のF1開幕戦で浮き彫りとなった、エンジニアとのコンビネーションの重要性。ストロールの6位がそれを物語っている!



大荒れのF1開幕戦制したノリス、マクラーレン勝利の秘訣は“ミスからの学び”にアリ「僕らは何度も失敗してきた」

F1

F1

オーストラリアGP

2025/03/16

大荒れのF1開幕戦制したノリス、マクラーレン勝利の秘訣は“ミスからの学び”にアリ「僕らは何度も失敗してきた」



フロントロウ独占のマクラーレン、”パパイヤ・ルール”はなし? ノリス「ぶつからない限りバトルは自由」

F1

F1

オーストラリアGP

2025/03/15

フロントロウ独占のマクラーレン、”パパイヤ・ルール”はなし? ノリス「ぶつからない限りバトルは自由」

最新ニュース



先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

3 時間前

先入観で仕事しちゃだめよ! もてぎ戦で起きたハードタイヤ騒動、チーム&ライダーに教訓残す



2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」

F1

F1 F1

バーレーンGP

4 時間前

2戦連続表彰台も見えていたが……ハジャー、グリップと電力を失い5位に沈む「速さはあったのに。冗談みたいだ」



MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

4 時間前

MotoGP日本GP、無視されていたハードタイヤが実は”最高の”タイヤだった!? 決勝経て評価覆る「驚きだった」「後悔してる」



ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏

F1

F1 F1 5 時間前

ホンダ・レーシング渡辺康治社長が2027年1月1日付で退任へ。後任は現副社長の安田啓一氏

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録