F1
窮地から立ち直った2024年のアルピーヌ、しかし満足せず「我々がいるべき場所はここじゃない」
2024年にアルピーヌに加入し、エクゼクティブ・テクニカルディレクターを務めるデビッド・サンチェスが、就任1年目のチームの進歩を振り返った。
Benjamin Vinel Oleg Karpov
公開日時: 2025/01/13 9:08
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Esteban Ocon, Alpine A524
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
2024年にコンストラクターズランキング6位に終わったアルピーヌのエクゼクティブ・テクニカルディレクターを務めるデビッド・サンチェスは、2024年シーズン序盤は、開発チームが「少し窮地に立たされていた」と語った。
サンチェスは2005年から2007年まで、アルピーヌの前身であるルノーに在籍し、ジュニア・エアロダイナミキストとして働いた。その後はマクラーレン、フェラーリと渡り歩き、2024年の1月には再びマクラーレンに復帰。ただその時期はわずか3ヵ月で終わり、5月にはアルピーヌに加入することになった。
シーズン開幕当初のアルピーヌはパフォーマンス不足に喘いでおり、5戦連続無得点。第6戦マイアミGPでは1ポイントを獲得したのを契機に入賞には届くようになったものの、中団グループ上位を争うハースやRB(2025年からはレーシングブルズ名称)に後れを取った。
ただマシンの重量過多が解消されると徐々にパフォーマンスが上がり、雨のサンパウロGPでは戦略も功を奏してダブル表彰台を獲得。シーズン終盤は特にピエール・ガスリーが速さを見せるレースも多くなり、結局最終的には中団グループ勢トップのランキング6位でシーズンを終えることに成功した。
「シーズン初め、マシンは非常に重く、空力的にも少し不利な状況にあった。だからマシンのパフォーマンスはよくなかったのだ」
サンチェスは2024年シーズン終了後にそうmotorsport.comに語った。
「私が加入する前、彼らは軽量化を非常にうまくやっていた。それは確かだ。マシンは再び限界に近付いていたから、空力開発の方向性を完全に変えたのだ」
「つまりマシンの重量に関する問題と、空力特性の問題は、まったく別のものだった。その組み合わせで、シーズン序盤はあまり良いスタートを切ることができなかった。シャシーが整理された結果重量の問題が解消し、その後では空力の部分でもほとんど解決できたようだ」
アルピーヌが夏休み後に獲得したポイントは54。これは、ランキング5位でシーズンを終えたアストンマーティンよりも多いポイントだった。しかしサンチェスの野望は、これで満たされたわけではない。
「妥当なレベルには戻りつつあると思うが……まだチームが本来いるべき場所だとは言えない。人材とインフラが整っている状況なら、どこを目指すべきなのだろうか……」
「おそらく、中団グループにいることに満足しているチームもあると思う。我々が望むのはそこではない。我々には、しっかりとした競争力を発揮できるだけのリソースがある。だからシーズン序盤の出遅れから、立ち直ることができた。今はただ前に進み続け、この進歩を継続し、改善し続ける必要があるんだ」
関連ニュース:
F1わずか3ヵ月でマクラーレンを離脱したサンチェス、アルピーヌF1の技術責任者に就任「チームに成功を取り戻すのが唯一の目的」
F1トヨタ、F1の技術は「常に勉強している」と加地氏明かす。しかし”正式復帰”する段階ではないと主張「今すべきことをしっかりやる」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 【コラム】鈴鹿サーキットでのF1日本GPは、春開催になっても観戦券の売れ行き好調。でもそこにある危機感……将来に向け、今やらなければ
次の記事 小松礼雄がハースF1代表に就任して1年。“退屈な”微調整が決定的な改善をもたらした理由とは?

More from
Benjamin Vinel

ガスリー、コラピントからの謝罪受け入れるも同士討ちにショック隠せず「今年最高のマシンに仕上がっていたと思う」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
1 時間前
ガスリー、コラピントからの謝罪受け入れるも同士討ちにショック隠せず「今年最高のマシンに仕上がっていたと思う」

ノリス、トップスピード不足に苦しむ。パワーユニットに問題アリ?「それを埋め合わせるために、プッシュする必要があった」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
22 時間前
ノリス、トップスピード不足に苦しむ。パワーユニットに問題アリ?「それを埋め合わせるために、プッシュする必要があった」

予選6番手に終わったハミルトン。直線長いバクーでトウを得られず最悪のQ3に「結局は前に誰かがいるかどうか、それだけだ」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
1 日前
予選6番手に終わったハミルトン。直線長いバクーでトウを得られず最悪のQ3に「結局は前に誰かがいるかどうか、それだけだ」

More from
アルピーヌ

本当にごめんなさい……コラピント、多重クラッシュの被害者ガスリー&ノリスに謝罪。次戦でペナルティ消化へ
F1
F1
アゼルバイジャンGP
7 時間前
本当にごめんなさい……コラピント、多重クラッシュの被害者ガスリー&ノリスに謝罪。次戦でペナルティ消化へ

コラピントファンからの攻撃はチームメイトにも。マドリードでの一件で脅迫受けたと明かすガスリー「一線を越えられることがあまりにも多い」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
2 日前
コラピントファンからの攻撃はチームメイトにも。マドリードでの一件で脅迫受けたと明かすガスリー「一線を越えられることがあまりにも多い」

アルピーヌ、WEC富士直前にドライバーラインアップ”削減”。ダ・コスタとマコヴィッキィを外し1台2名体制に
WEC
WEC 3 日前
アルピーヌ、WEC富士直前にドライバーラインアップ”削減”。ダ・コスタとマコヴィッキィを外し1台2名体制に
最新ニュース

ガスリー、コラピントからの謝罪受け入れるも同士討ちにショック隠せず「今年最高のマシンに仕上がっていたと思う」
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
1 時間前
ガスリー、コラピントからの謝罪受け入れるも同士討ちにショック隠せず「今年最高のマシンに仕上がっていたと思う」

ホンダF1、アゼルバイジャンは2台リタイアと苦しい週末に「現在のパッケージとしてこれ以上は望めない状態」
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
2 時間前
ホンダF1、アゼルバイジャンは2台リタイアと苦しい週末に「現在のパッケージとしてこれ以上は望めない状態」

フェルスタッペン、今季初優勝まであと0.196秒! 勝利は逃すも「最後のスティントは楽しかった」
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
3 時間前
フェルスタッペン、今季初優勝まであと0.196秒! 勝利は逃すも「最後のスティントは楽しかった」

コラピント痛恨の同士討ちに、アルピーヌ首脳ブリアトーレも失望感示す「今後どのような対応を取るべきかを検討」
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
3 時間前
コラピント痛恨の同士討ちに、アルピーヌ首脳ブリアトーレも失望感示す「今後どのような対応を取るべきかを検討」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録