F1 ベルギーGP

「あのまま生き残れたとは思えない」ヒュルケンベルグ、2戦連続ジャンプアップもタイヤ持たず無得点。苦渋の2ストップで12位に

ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグはF1ベルギーGPで2ストップ作戦を採り12位に終わったが、仮に1ストップでステイアウトしていたとしても、入賞圏内には留まり続けられなかったと考えている。

Ben Vinel

公開日時: 2025/07/29 7:09

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Nico Hulkenberg, Sauber

写真:: Sam Bloxham / LAT Images via Getty Images

 F1第13戦ベルギーGPで、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは14番手スタートから12位に終わった。前戦イギリスGPのヒーローとも言えるヒュルケンベルグだが、2戦連続で輝きを放つことはできなかった。

 イギリスでヒュルケンベルグは、19番グリッドスタートながらトリッキーなコンディション下で戦略・ペース共に目を見張るものがあり、驚異の16ポジションアップでキャリア初の表彰台を獲得。ベルギーも同じく悪天候のレースとなったが、スプリントは17番手スタートから18位、決勝も14番手スタートと精彩を欠いていた。

 しかし濡れた路面が乾き始めたレース中盤、ヒュルケンベルグに再び見せ場がやってきた。絶妙なタイミングでドライタイヤに交換したヒュルケンベルグは、一気に9番手までジャンプアップした。

 チームメイトのガブリエル・ボルトレトにポジションを譲った後も、ポイント圏内の10番手を走っていたヒュルケンベルグだったが、2度目のピットストップを行ない2セット目のミディアムタイヤに交換。フレッシュタイヤで1ストップのライバル勢を追い立てるも、10位のピエール・ガスリー(アルピーヌ)からコンマ9秒差の12位に終わった。

 一見すると、ヒュルケンベルグは周囲と同じくステイアウトして1ストップ作戦を採っていれば、ポイントを獲得できたのではという見方もできる。しかし本人はハイダウンフォースのセットアップだったこともあり、11番手を走っていたガスリーに対してポジションを守り切れなかっただろうと考えている。

 2度目のピットストップはやむを得ないものだったのかと尋ねられたヒュルケンベルグは、こう答えた。

「ある意味そうだね。(ドライ路面での)ファーストスティントではフロントタイヤが限界に来ていて、フロントがロックしたり、アンダーステアが出たりしていた。あのままピエールたちの集団の前で生き残れたとは思えない」

「僕たちはハイダウンフォース仕様で、彼(ガスリー)はローダウンフォースだったので、彼が僕の後ろについて近付いてきたら、なす術がなかっただろう。だから僕が2回目のストップを要求して挽回を目指したけど、うまくいかなかった」

 ポイント圏内のポジションを明け渡して、フレッシュタイヤで元いたポジションに戻るというのは簡単なことではなかったはず。ヒュルケンベルグもチャンスがあると考えていたが、ガスリーを先頭とした“DRSトレイン”が一向に解消されないことが誤算だったという。

「僕たちにもチャンスがあると思っていたけど、当然ながらDRSトレインだったこともあって簡単ではなかった」

「ただ残り15周くらいでDRSトレインが解消されるかもしれないと思い、そこに近付くことができればうまくいくかもと考えたけど、そうはならなかった。結局はいつものレースという感じだったね」

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