F1新規則への批判的な声に元F1ドライバーのジャッキー・イクスが反論「大事なのは観客だ……過去と比較するのはナンセンス」
元F1ドライバーのジャッキー・イクスは、2026年のF1新ルールへの批判を一蹴し、「観客を惹きつけるかどうかが全て」だと語った。
Jacky Ickx
写真:: Joe Portlock / LAT Images via Getty Images
2026年のF1の新ルールについて、元F1ドライバーのジャッキー・イクスは批判の声を一蹴。「観客を惹きつけるかどうかが全て」だと語った。
電動エネルギーがより重視されるようになった今年導入の新ルールは、様々な批判の声にさらされている。ドライバーだけではなく、以前からのファンからは「F1は以前の方が良かった」「昔のF1はもっと良かった」といった声が上がる。しかし、人は過去を美化して見る傾向があり、記憶するのは主にポジティブな側面だけであるという点も考慮すべきだろう。
そして批判の声を一蹴するひともいる。フェラーリなどでF1を戦い、ル・マン24時間レースでは6度勝利した経験を持つジャッキー・イクスは、そもそも今のF1と昔のF1を比較すること自体が間違いだと指摘。さらに批判は重要ではなく、観客の反応こそが肝要だと話した。
「F1に関して言えば、昨日のF1と今日のF1を比較するという過ちを犯してはならない」
イクスはmotorsport.comに対しそう語った。
「私の意見は重要ではない。重要なのは観客の動向を見ることだ」
「人々がF1を追いかけているかどうか、そしてどれほど追っているかが問題なんだ。観客こそがすべての鍵だ。もしF1が関心を維持し、シェアを生み出しているのであれば、それで問題ない。観客がいなければ何も成り立たない。観客がいれば、それで良いんだ」
Jacky Ickx, Genesis Magma Racing
Photo by: FIAWEC - DPPI
今季最初の3戦で見られたオーバーテイクに対しては批判の声もある。しかしイクスにとっては、どうやってオーバーテイクが起きたかは重要ではない。彼にとって重要なのは、それがスペクタクルを生み出し、観客を惹きつけるかどうかにある。そして少なくとも現時点では、2026年のレギュレーションはその点で成功しているように見える。
「私の現役時代には、ダッシュボードで確認できるのは実際に4つほどのパラメーターだけだった。ドライバーが考えなければならないことがはるかに多い現代とは異なる時代だ。しかし、モータースポーツの成功の鍵は観客なんだ」
「もちろん人々の意見には耳を傾けるべきだ。しかし、人々は実際のところエンジンの中身など気にしていないと思う。重要なのはコース上での戦いで、良いバトルがあるか、激しい競り合いがあるか……それがすべてなんだ。そして、これほど多い視聴者数はかつてなかったことだ」
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